Category

金属材料

  • NO IMAGE

    【東京で板金加工を依頼するなら!】東京で腕の立つ板金加工メーカー5選

    「これまでお願いしていた協力業者が廃業してしまい、新しい取引先を探しているけど、どこに頼んだらいいのだろう…。」「どういう基準で工場選びをしたらいいのだろう」「短納期や試作案件にも対応してくれるところがいいな」その悩みよくわかります。新しく加工業者を探そうと思っても、どこに依頼して良いのか迷いますよね。今回は東京で板金加工を得意とする企業や製作所を5社紹介します。これから板金加工を依頼しようと検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。【特急案件なら】株式会社共栄精器引用元: 株式会社共栄精器基本情報住所:東京都足立区中央本町2-24-13対応加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○対応素材:鉄鋼、アルミニウム、ステンレス株式会社共栄精機の強み・特徴短納期での納品を強みにしている株式会社共栄精機。板金加工の見積りは、早くても2〜3日かかるのが一般的。でも、共栄精機の見積りの回答はなんと「最短で5分」!今すぐ見積りをもらいたいあなたにぴったり!見積り内容は、材質、板厚、サイズなどの加工条件毎にコスト計算。何にどれくらいのコストがかかっているのかもわかってしまいます。さらに、最短で当日納品可能!簡単な加工であれば、依頼したその日に受け取りが可能です。(※要確認)しかも、単品・小ロットから、大量生産まで対応。超短納期納品の秘訣は、在庫にあり!メジャーな材料をいつでも加工できるように常備。だから、最短で「5分見積り」、「当日納品」が可能なんですね。頼もしいかぎり!一点注意!銅と鏡は、レーザ加工不可とのこと。銅の加工を、短納期で手に入れたい方はご注意ください!短納期以外でも、試作の設計から製品の組立まで、一貫対応が可能!まるっと丸投げができてしまいますね!図面を書くのが、めんどくさいあなたに最適。ミリサイズの小物、薄物から、数メートルの大型の装置まであらゆるサイズに対応。あなたの「これできるかな」、気軽に問い合わせてみてください!おすすめポイントのおさらい①納品まで時間がない。②明瞭な見積り回答がほしい。株式会社共栄精機の制作事例・見積り回答5分引用元: 株式会社共栄精器・見積り回答30分引用元: 株式会社共栄精器・見積り回答3日引用元: 株式会社共栄精器【一品もの・小ロットなら】株式会社フクムラ引用元:株式会社フクムラ基本情報住所:東京都足立区小台2−33−18加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○素材:鉄鋼 アルミニウム ステンレス株式会社フクムラの強み・特徴一品もの・小ロットの加工を強みにしている板金加工業者さまなので、快く引き受けてくださいますよ。フクムラさまに取材したときも、誠実に対応していただきました。参考:株式会社フクムラしかも、様々な業界の製品を実現可能!対応業界・弱電関係・医療器具・建築・楽器・家具・その他もちろん金型なんて必要ありません。図面がなくても、快くお引き受け!板金でどんどん実現してくださいます。一点注意!機械加工は、専門外。板金だけでなく、切削加工も頼みたい方はご注意ください!しかし、問い合わせるとおすすめの業者を紹介してくれます。おすすめポイントのおさらい①少ロットの発注をしたい。②図面がない案件も対応できる場合がある。株式会社フクムラの制作事例・レーザー切断引用元:株式会社フクムラ・折り曲げ加工引用元:株式会社フクムラ【大型筐体、大型架台加工なら】株式会社葵製作所引用元:株式会社葵製作所基本情報住所:東京都八王子市石川町3216-7加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○素材:鉄鋼 アルミニウム ステンレス 銅 真鍮 クロムフリー材 ZAM材 縞板株式会社葵製作所の強み・特徴2メートルを超える大物加工に問題なく対応。溶接も行っているので、大型筐体、大型架台の製作も可能です。また、多くの非鉄材料、非板金加工にも対応。しているので、複合的な製品の依頼にうってつけです!・材料・真鍮・銅・ZAM材など・加工・機械加工・樹脂加工・めっき・塗装・シルク印刷・彫刻など一点注意!1000個以上の大量生産は取り扱っていないので、量産ものを依頼したい方はご注意ください!「特急ライン」という短納期での受け渡しも可能。今すぐ製品を手に入れたいあなたにぴったりなはず!おすすめポイントのおさらい①大物加工をお願いしたい。②複合的な製品の依頼にうってつけ。【配線・アセンブリまで対応可】木村電子株式会社引用元:木村電子工業株式会社基本情報住所:東京都昭島市武蔵野2-7-7加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○素材:鉄鋼 アルミニウム ステンレス 銅 真鍮木村電子工業株式会社強み・特徴組立て・配線に対応している板金加工メーカーさま。アセンブリもので、あるいは電気配線が必要な製品で、悩んでいるあなたにうってつけの板金加工メーカーです。デジタルテスターで、電装後の回路試験も行っています!医療機器、電子機器関係を日頃から手がけているので、組立て・配線も対応可能。一点注意!切削加工と研削加工は扱っていないとので、仕上げの研削加工を依頼したい方はご注意ください!多品種小量生産、短納期の依頼にも対応しているとのこと。頼もしいですね。おすすめポイントのおさらい①組立てまでお願いしたい。②電気配線までお願いしたい。木村電子工業の製作事例・ユニットの組立・配線引用元:木村電子工業株式会社・基盤実装引用元:木村電子工業株式会社【3D設計・技術サポートなら】株式会社小川製作所引用元: 株式会社小川製作所基本情報住所:東京都葛飾区細田1-10-20加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○ 切削○素材:鉄 アルミニウム ステンレス 銅 真鍮株式会社小川製作所強み・特徴設計や技術サポートに強みをもっている板金加工業者さま。特に、設計には絶対の自信。東京町工場HUBで、機械設計のワークショップもされています。面白そうな試みですよね。この点については、弊社が取材させていただいた記事でも扱っています。ご興味のある方は是非ご覧ください。参考:①株式会社 小川製作所(東京都) | 金属加工のMitsuri参考:②小川製作所と小川真由という男あなたの頭の中にしかない、構想段階の製作物も3DCADで形にしてくださいます。もちろん、細かい仕様は小川さまから様々な提案あります。技術サポートまでいただけるのは、ありがたいですよね。・欲しい機能の実現・オーダーメイド、少量生産・コストの削減・量産向けのアドバイス等実現したい製品の事業戦略までご相談してみたらいかがでしょうか。絶対的な強みをもつ設計、技術サポートはもちろんのこと、製作までの一貫生産体制のすごみは、一度依頼してみるとよくわかります。おすすめポイントのおさらい①設計のプロに仕事を頼みたい。②オーダーメイド製品を頼みたい。設計段階からお願いしたい。という方は一度ご相談してみてください。株式会社小川製作所の製作事例・3D設計納入実績(品名:2軸レール)引用元: 株式会社小川製作所・ステンレスワゴン引用元: 株式会社小川製作所東京で板金加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】東京の板金加工を得意とする企業を5社ご紹介してきました。お客様のためを考えて、自社で対応できない場合に代わりの工場を探してくれる企業から、2メートルを超える大物加工にも対応できる企業まで、各社さまざまな特徴を持っています。板金加工に強い企業の中でも、実績が多い加工方法や得意な分野はそれぞれで異なります。また、受注可能な素材や製品も各社違いがあり、時期によっても異なりますので、加工を依頼する前に相談するようにしましょう。東京の板金加工企業をお探しの際には、ぜひMitsuriにご相談ください。日本全国の250社以上の企業と提携することで、お客様の要望に合った最適な企業、メーカーをご紹介できます。また、Mitsuriでのお見積りは、一度に複数の企業から出してもらうことができます。まずはお気軽にお問い合わせください。

  • NO IMAGE

    機械設計とは?基礎知識から仕事内容、おすすめの資格をご紹介

    今回は、機械設計という仕事が具体的にどのようなものなのかという基礎知識から、仕事内容、必要な資格などを紹介します。機械設計を志す方は、ぜひ参考にしてください。機械設計とは機械設計とは、あらゆる機械の設計業務のことを指します。機械の定義は時代によって移り変わってきましたが、現代ではスマホやパソコン、テレビなどといった身近なデバイス(通信端末)から、作業機械、工作機械、建設機械、交通機械、農業機械、運搬機械、事務機械など、その種類は多岐にわたります。そして設計とは、目的を具体化するための内容や計画のことです。例えば、クライアントに「この作業を自動化したい」という目的があって、それを具体化するための機械を設計すること、そしてそれに伴って必要となる技術全般を機械設計と呼びます。機械設計の種類機械設計には、「新規設計」と「類似設計」の大きく2種類の手法があります。新規設計新規設計は全く新しい機械を設計するもので、類似設計は既存の機械を応用したり組み合わせたりして設計するもの。その手法の特徴から、流用設計とも呼ばれます。新規設計のほうが花形のように思えますが、いかに類似設計で目的を実現するか、というのも機械設計者の腕の見せ所と言えるでしょう。新規設計はどうしても開発にかかるコストが大きくなりますので、類似設計で目的が果たされるなら、クライアントにとってはそのほうがメリットが大きい場合が多いからです。機械設計の仕事内容機械設計の仕事内容は4つに大きく分かれていて、概念設計・基本設計・詳細設計・生産設計の順で進行します。概念設計は、まず機械のコンセプトを考えて、作るべき機械の形状・部品・素材、そしてどんな技術が必要かなどを検討します。概念設計が済んだら基本設計に入り、検討した概要が実現可能かどうか、CADやCAEなどの製図ソフトや解析ツールを使い、シミュレーションを繰り返して検証します。検証が済んだら詳細設計に入り、この段階では、コンセプトと実現可能な範囲のすり合わせを行います。強度やコスト面から、現実的に素材を変えるべきか否か、当初の形状に無理があるかないかなどを判断します。安全性や、環境への配慮なども忘れてはいけません。詳細設計では、シミュレーションを行うだけでなく、場合によって試作品を製作して確認することもあります。詳細設計まで完了したら、最後に量産化を意識した完成図面(設計図)を作成します。寸法や素材、部品の形状から、加工に用いる技術や機械、組立方法からその後の仕上げ方などまで含みます。機械設計の平均的な年収・給料機械設計士の平均年収は、478万円と平均に比べるとやや高いものの、水準としては普通です。年代別で見ると、20代から30代、30代から40代になるにつれて50~100万円上昇しています。これは、機械設計士という職業の性質上、ある程度の経験が必要なためと考えられます。また中小企業の機械設計士の20代平均が300万円台であるのに対し、大企業の機械設計士の20代平均は400万円台と100万円程度の差があり、企業規模が年収に直結している傾向もみられます。機械設計に必要なスキル・資格機械設計をするためには、いろいろな知識やスキルが必要です。まず機械設計全般の知識取得に役立つのが、「機械設計技術者試験」。1級~3級まであって、3級は受験資格がありませんので就活中の大学生でも取得することができます。2級は工業系大学卒業後実務経験3年以上、1級は2級取得後実務経験4年以上、とそれぞれ受験資格がありますので、まずは3級で腕試しをしておくとよいでしょう。また、どのような機械設計をするうえでも欠かせないのが、製図ソフトや解析ツールの基本的な使い方です。仕事内容でも触れた通り、機械設計ではCADを使って設計をし、CAEで解析やシミュレーションを行います。どちらもいくつか資格がありますが、例えばCADなら「CAD利用技術者試験」などが分かりやすいでしょう。2次元と3次元があり、それぞれ基礎・2級・1級(3次元は2級・準1級・1級)と分かれていて、1級は「機械」「建築」など分野も分かれています。まとめ機械設計の業務範囲は非常に幅広く、必要となる知識やスキルも膨大です。今回挙げた資格はあくまでも参考程度に、どんな分野の機械に興味があって、それにはどのような素材や技術が用いられているのかを考えてみてもよいでしょう。ただいずれの場合でも、CADやCAEの操作スキルは必須であり、また機械設計に限らずあらゆる設計業務で使われるものですので、慣れておくに越したことはありませんよ。

  • NO IMAGE

    【ISO認証とは?】メリット・デメリットも合わせて分かりやすく解説

    日本に住んでいれば、誰もが見たことがある非常口の緑のマーク。実は世界共通なことは知っていましたか?アメリカでも中国でもフランスでも、世界のどこに行っても、あの緑のマークは見かけることができるんです。その他にも、クレジットカードの大きさやA4やB5などの用紙サイズも世界共通なんですよ。では、なぜどの国でも同じにできるのか。それは、「ISO」という世界共通の規格で国際的に定められているからなんです。今回は、そのISO認証についての知識を、わかりやすく説明していきましょう。ISOの役割ISOとは、国際的な工業製品を国際標準で定めるための機関です。つまり、生活する上での重要なものは、国が変わっても同じになるようにしましょうと話し合う機関ですね。紙の大きさが違えば、国をまたいだ取引がスムーズに行えません。海外旅行において、宿泊先のホテルで火事が起きてしまった時などに、逃げようにも、非常口のマークが違って、どこに逃げたらいいか分からない、なんてことになったら、命に関わる事態です。そんな事態に陥らないためにも、生活に関わる大事なことは、世界共通の規格をもっているのです。PDCAISOの役割は製品の規格を揃えるだけではありません。商品の品質を保ったり、自然環境を守ったりとさまざまです。品質を維持する場合や環境を守る場合、目的に応じて、システムのルールを作っていくこともISOの任務の一つなのです。そのため、ISOでは「PDCA」というISOシステムを構築することが重要視されています。引用元:AIMSPDCAP・・・Plan(計画する)D・・・Do(実施する)C・・・Check(検証する)A・・・Action(改善する)この4つの項目の『PDCA』を回していくことで、手順やルールを明確に定め、会社のシステムをより良くしていきます。ルール通りに業務を行うことで、問題はないか、もっと良いルールはないかを随時確認し、継続的に改善していくのです。ISO認証取得のメリットでは、ISOの認証が得られると、どんなメリットがあるのでしょうか。実は、あまり多くはないのですが、大事なことばかりなので、見ていきましょう。信頼を得やすくなるISOに認証されると、その事実を外部に公表できるため、顧客の信頼を得やすくなります。顧客とは個人のお客さんに対してのほかに、会社同士の取引相手のことも含まれます。取引先の相手から信用を得ることは、とても重要です。それだけでもISO認証を取得する価値がありますね。ただし、ISO認証はあくまで認証を受けるだけで、必ずしも不良品が出なくなったり問題点がなくなったりするわけではありません。不良品が出ないようにしたり、問題を解決するのは会社であり、その会社の社風や、勤めている社員の人間性にもかかっています。取得していても、誤表示や偽装問題を起こした会社もあります。組織のシステムが確立しやすくなるISO認証では、サービスや商品の質を保てるように作業手順の明確化を行います。入れ替わりが多い仕事であっても、品質が維持できなければ、売り上げを安定させることができません。組織のシステムを確立し、それを明確にすることで、誰が仕事をしても効率よく安定した業務を可能にします。責任と権限が明確になるニュース番組で不正や過失が起きた時、責任者がうやむやで問題になっていることが、たびたび見られます。責任の所在を明確にせず、部下に責任を押し付けるといった行為は、今の時代でもどこに行ってもあるのが現状です。ISO認証は業務の責任・権限を明確にすることで、社員の不信感をなくし、問題が起きても解決しやすくします。組織全体を管理・把握し、システムに沿って業務を行えるようになるため、スムーズな仕事ができるようになるのです。ISO認証取得のデメリットとりあえず取っておいて問題ないと思われがちなISO認証ですが、意外にもデメリットが生じてしまうことがあります。目的をしっかり持たないとデメリットが先行し、会社にとっても社員にとっても負担ばかりになってしまいます。デメリットの具体例・マニュアルや書類を作成する手間が増える・ISOを取得しても、効果が出るには2~3年かかる・たびたび改善や改変があるので、その都度対応するのが手間・理想が高すぎる改善を求めて、逆に社員のやる気が損なわれてしまうまた、会社の信用を得るために、ただ単に認証を得たいだけというケースもあります。ISO認証は高校受験や大学受験と同じで、取った後が重要になってきます。取得を目的とするのではなく、取得してからどうするのかというはっきりとした目的を持って、ISOの認証を得るようにしたいですね。ISO認証の種類ISO規格はいくつかの種類に分かれており、 9001や27001といった数字で表されています。その様々あるISO規格の種類について、一つ一つ説明していきましょう。ISO 9001 品質マネジメントシステム製品やサービスの質を保ち、より良くしようとすることを目的としています。良い製品をつくることや不良品を出さないように改善をするだけでなく、顧客の満足度を上げることも主な目的としています。また、作業の効率や手順を定めることによって、社内の誰が商品を作っても、同じ品質を維持できるようにもします。特定の社員が会社を辞めてしまったために、商品のクオリティが落ちてしまった。とあれば、会社の利益が下がってしまいます。ISO 14001 環境マネジメントシステム良い自然環境の維持を目的としたシステムです。環境に悪影響があれば、それを解決するシステムを構築します。環境に配慮した廃棄物の処理、環境に悪影響を出さないシステムを作ることを求めています。環境に配慮となると、車で言えば排気ガスを極力出さないようにしたり、なるべくオフィスの電気をつけっぱなしにしないなどがあげられます。環境マネジメントシステムを取り入れることによって、自然環境の維持に貢献し、社会的信頼を得ることができます。ISO 22000・FSSC 22000 食品安全マネジメントシステム食品の安全を保持するためのシステムですね。食品に関することで、近年大きな事件になったことに、マクドナルドの異物混入があげられるでしょうか。ニュースでは、工場の中が汚物でまみれていたり、作業の工程に問題があったりなどの映像が報道され、大変でしたね。現場を管理・改善し、食の安全を守ることは、飲食業では必要不可欠でしょう。ISO 27001 情報セキュリティマネジメントシステム企業の情報漏洩を防ぐことを目的としています。会社の大事な機密情報が外部に漏れたり、ましてやハッキングなんてされたら堪りません。そういった事故や事件が起きないように、機密を守っていくためのシステムです。また、情報を分かりやすく管理することで、作業の効率を上げ、適切に業務を行うことも目的としています。データが見づらかったり、資料がどこにあるか分からなかったりなど、作業のスピードが落ちたり業務に支障が出てないように、しっかりとルールを定めましょう。ISO 39001 道路交通安全マネジメントシステム毎年多くの死傷者を出し、毎日のように起こる交通事故。これを少しでも減らそうと取り組む企業に与えられる認証です。交通事故が起きれば、本人や家族が悲しむのはもちろんのこと、企業でも多大な損失が発生してしまいます。そんな被害を少しでも抑えるべく、交通事故防止に先んじてISO 39001の取得を目指す企業が増えています。事故はどうしても起きてしまう場合もありますが、少しでも軽減できるよう対策をしていきたいものです。ISO 22301 事業継続マネジメントシステム会社が災害にみまわれた際でも、事業の継続は画策しなければなりません。日本は、地震・津波・豪雨といった自然災害が多い国です。会社の存続のためにも災害に対する対策は必要と言えましょう。特に東日本大震災で大きな被害を出して以降、自然災害から耐えられるように何らかの対策をとる企業が増えてきました。それに伴い、ISO 22301を取得する企業も増えていくのではないかと思われます。ISO 45001 労働安全マネジメントシステム近年よく訴えられている、職場環境の改善・構築を主にした認証システムです。事故・労災・病気の予防など労働安全衛生の向上などを目的としています。今の時代になって、過労や事故が原因で、労働者や家族が企業を訴えるケースが増えてきました。ひとたびそんな事態が起きれば、顧客、社員、取引先などから一瞬にして信頼を失い、管理者・経営者は責任が問われ、企業は社会的批判や裁判による制裁を受ける事になるでしょう。     そうならないように、普段から労働者が安全・快適に働けるよう職場環境を整えることが重要です。せっかくニュースや新聞で取り上げられるらなら、いいニュースであってほしいですよね。ISO認証についてのまとめ今回の記事では、ISO認証について理解を深めていきました。少しでも参考になりましたでしょうか。ISO認証を取得といっても、難しくとらえる必要はありません。出来ることから始め、少しずつシステムを構築し、作業効率や手順を改善・向上させていきましょう。そして、企業競争力の強化を図り、社会的な信頼を高めていくのです。

  • NO IMAGE

    【レーザー加工に特化】有限会社ケイエスレーザ加工の仕事

    有限会社川崎製作所さまより、レーザ加工に特化した面白い会社があるとご紹介させていただきました。有限会社川崎製作所インタビュー記事はこちらから。有限会社ケイエスレーザ加工メタル板をレーザ加工して板金加工メーカーに届ける。100社以上の取引先を持つ都内でも珍しい企業さま。今回は、代表取締役 清水康介氏にお話を伺ってきました。快く取材を引き受けていただき、ありがとうございます。まずは、御社の事業内容や強みを教えてください。清水氏はい。弊社は、1998年に設立のレーザ加工専門の会社になります。レーザ加工に特化しておりますので、鉄鋼はもちろんのこと、ステンレス、アルミ、銅、真鍮など非鉄鋼の材料もきれいに仕上げて、お客様に納品することができます。厚みでいいますと、0.1mmから扱っておりまして、軟鋼であれば最大で22mmまで対応しています。特注品や試作品などの小ロットのご依頼にも対応しております。弊社は、もともと材料屋から始まったという沿革があります。そこから、レーザ加工に特化していく事業を展開していったという経緯があります。ありがとうございます。材料屋さんについてお伺いさせてください。清水氏基本的に、町の材料屋さんというものがあります。弊社の前身もそのような町の材料屋さんでした。浦安に鉄鋼団地というものがあります。何百という会社がひしめいて、様々な鉄鋼を扱っています。そこが鉄鋼流通の拠点となっていて、町の材料屋さんに鉄も含めた金属が流れてきますね。浦安の鉄鋼団地は、2トンとか大きなロットで材料屋さんに販売している。材料屋さんは、その大きなロットのものを小分けにして、弊社も含めた金属加工の業者に納入しているんですね。弊社が、取引をしている材料屋さんが、鉄板なら鉄板を細かく一枚や二枚から販売してくれる。大体そのようなお仕事をされていますね。なるほど。レーザ加工に特化するということで、どのような付加価値を板金加工メーカーさまに提供されているのでしょうか。清水氏一言でいえば、板金屋さんで対応できない加工を実現しているということですね。一番多いのは、厚い板です。板金屋さんがよく持ってらっしゃるタレパン。金型で板を抜く機械なのですが、大体3.2mmくらいまでの厚さが限界です。それ以上の厚みになると、どうしてもレーザで対応しなければならなくなってきます。4.5mm~6mmくらいの厚さのものの依頼をよくいただきますね。金型ではなく、レーザで加工すると反りもでませんし。そういうところの付加価値でお喜びいただいていると思います。大体100~150件のお客さまと常時おつきあいがあります。レーザ加工機を持っている板金加工メーカーもあると伺っています。板金加工のレーザとケイエスレーザさまのレーザではどのような違いがあるのでしょうか。清水氏まず、レーザ加工機は場所をとりますね。それで持っているところと持っていないところがある。それから、やはりレーザ加工機自体が高いです。安くても数千万します。場所や金額のことを考慮に入れて、レーザを扱う仕事がたくさんあればいいのでしょうが、なかなかそういうわけにもいかないですよね。ですから、その辺りのことを勘案して、自前で持たずに弊社のような会社に依頼をいただくケースが多いですね。それから、レーザ加工機を持っている板金屋さんから仕事がくることもあります。というのも、板金屋さんの持っているレーザ加工機と弊社のレーザ加工機では、能力が違うんですね。板金屋さんが持っているレーザ加工機は、タレパンで切れないものを切るくらいの能力のことが多いです。弊社では、22mmの鉄鋼までに切ることができます。板金屋さんが、そのような厚みを扱うことはまずないですよね。例えば、板金屋さんがステンレスを扱う場合には、6mmくらいまで。それ以上のものであれば、加工できませんので、弊社に仕事のご依頼をいただくという形ですね。なるほど。素朴な疑問なのですが、板金加工メーカーさまはなぜ自社で扱えないような加工を引き受けるのでしょうか。清水氏板金屋さんは一種の窓口になっているんですね。自社で対応できない加工であっても、自社と提携していたり信頼できる仲間に仕事を回すということがあります。単純に、自社にできないものを断っていたら、メーカーさまから仕事が来なくなってきてしまうでしょうね。ですから、レーザの案件に限っていえば、弊社に外注という形で仕事をまわしていただいている。板金屋さんは、独自のネットワークを持っていて、そこで仕事をうまく回しあってやっている。板金屋さんといっても、千差万別でそれぞれ強みが違います。コストや品質と自社の強み。それぞれを勘案して、自社でやる場合もあれば、仲間に外注という形で仕事を依頼することがあるようですね。ありがとうございます。先ほど材料屋から始まったというお話がありました。現在に至るまでの沿革についてお伺いさせてください。清水氏もともとは、材料とレーザ加工を営む会社でした。材料屋だったところを、40年くらい前からレーザを導入して。時代的に見ても、かなり早い時期に導入したかと思います。シャーリングだけでは、満足できないというお客さまからのニーズがあったんですね。そこが一旦事業を畳みまして。そこを、私の父がレーザ加工に特化した会社として、98年に設立したんですね。それが今の会社になります。KSレーザ加工というオーダーメイド加工の事業を展開されているかと思います。立ち上げられた経緯をお伺いさせてください。清水氏こちらの事業は大きく伸びているというものではないのですが(笑)実際に立ち上げたのは、2年ほど前です。個人向けの事業をやってみようと思いまして、東京都商工会連合会の補助金を活用させていただきました。個人のお客さまからの注文もありますが、このホームページを見て看板屋さんからお仕事の依頼をいただいたこともあります。他には、装飾品関係のお仕事をされている方からもお問い合わせがありました。オフィスやホテルなどに置くような装飾品を扱う会社さまですね。ありがとうございます。少し大きな話になってしまうのですが、板金業界の課題について教えてください。清水氏板金業界の外から見た立場からしかいえませんが、やはり技術継承の問題が大きいと思います。基本的な工作機械の操作自体は、あまり問題はないでしょう。ただ、溶接などの、どうしても個人の手が介在しなければならないような仕事がありますよね。板金の仕事をする上で、避けて通れないものがたくさんある。そのような仕事にかかわる技術の継承を、きちんとしていかなければいけませんよね。板金だけではなくて、製造業全体の課題でもあるかと思いますが。様々な板金屋さんとおつきあいをしている中で、技術の継承をしっかりやろうとしているところ、あまり考えていないところというのはわかります。若い人たちがきちんと現場にいて、活気があるところ。そういうところは、見ていて安心しますね。

  • NO IMAGE

    【東京で板金加工を依頼するなら!】東京で腕の立つ板金加工メーカー5選

    「これまでお願いしていた協力業者が廃業してしまい、新しい取引先を探しているけど、どこに頼んだらいいのだろう…。」「どういう基準で工場選びをしたらいいのだろう」「短納期や試作案件にも対応してくれるところがいいな」その悩みよくわかります。新しく加工業者を探そうと思っても、どこに依頼して良いのか迷いますよね。今回は東京で板金加工を得意とする企業や製作所を5社紹介します。これから板金加工を依頼しようと検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。【特急案件なら】株式会社共栄精器引用元: 株式会社共栄精器基本情報住所:東京都足立区中央本町2-24-13対応加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○対応素材:鉄鋼、アルミニウム、ステンレス株式会社共栄精機の強み・特徴短納期での納品を強みにしている株式会社共栄精機。板金加工の見積りは、早くても2〜3日かかるのが一般的。でも、共栄精機の見積りの回答はなんと「最短で5分」!今すぐ見積りをもらいたいあなたにぴったり!見積り内容は、材質、板厚、サイズなどの加工条件毎にコスト計算。何にどれくらいのコストがかかっているのかもわかってしまいます。さらに、最短で当日納品可能!簡単な加工であれば、依頼したその日に受け取りが可能です。(※要確認)しかも、単品・小ロットから、大量生産まで対応。超短納期納品の秘訣は、在庫にあり!メジャーな材料をいつでも加工できるように常備。だから、最短で「5分見積り」、「当日納品」が可能なんですね。頼もしいかぎり!一点注意!銅と鏡は、レーザ加工不可とのこと。銅の加工を、短納期で手に入れたい方はご注意ください!短納期以外でも、試作の設計から製品の組立まで、一貫対応が可能!まるっと丸投げができてしまいますね!図面を書くのが、めんどくさいあなたに最適。ミリサイズの小物、薄物から、数メートルの大型の装置まであらゆるサイズに対応。あなたの「これできるかな」、気軽に問い合わせてみてください!おすすめポイントのおさらい①納品まで時間がない。②明瞭な見積り回答がほしい。株式会社共栄精機の制作事例・見積り回答5分引用元: 株式会社共栄精器・見積り回答30分引用元: 株式会社共栄精器・見積り回答3日引用元: 株式会社共栄精器【一品もの・小ロットなら】株式会社フクムラ引用元:株式会社フクムラ基本情報住所:東京都足立区小台2−33−18加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○素材:鉄鋼 アルミニウム ステンレス株式会社フクムラの強み・特徴一品もの・小ロットの加工を強みにしている板金加工業者さまなので、快く引き受けてくださいますよ。フクムラさまに取材したときも、誠実に対応していただきました。参考:株式会社フクムラしかも、様々な業界の製品を実現可能!対応業界・弱電関係・医療器具・建築・楽器・家具・その他もちろん金型なんて必要ありません。図面がなくても、快くお引き受け!板金でどんどん実現してくださいます。一点注意!機械加工は、専門外。板金だけでなく、切削加工も頼みたい方はご注意ください!しかし、問い合わせるとおすすめの業者を紹介してくれます。おすすめポイントのおさらい①少ロットの発注をしたい。②図面がない案件も対応できる場合がある。株式会社フクムラの制作事例・レーザー切断引用元:株式会社フクムラ・折り曲げ加工引用元:株式会社フクムラ【大型筐体、大型架台加工なら】株式会社葵製作所引用元:株式会社葵製作所基本情報住所:東京都八王子市石川町3216-7加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○素材:鉄鋼 アルミニウム ステンレス 銅 真鍮 クロムフリー材 ZAM材 縞板株式会社葵製作所の強み・特徴2メートルを超える大物加工に問題なく対応。溶接も行っているので、大型筐体、大型架台の製作も可能です。また、多くの非鉄材料、非板金加工にも対応。しているので、複合的な製品の依頼にうってつけです!・材料・真鍮・銅・ZAM材など・加工・機械加工・樹脂加工・めっき・塗装・シルク印刷・彫刻など一点注意!1000個以上の大量生産は取り扱っていないので、量産ものを依頼したい方はご注意ください!「特急ライン」という短納期での受け渡しも可能。今すぐ製品を手に入れたいあなたにぴったりなはず!おすすめポイントのおさらい①大物加工をお願いしたい。②複合的な製品の依頼にうってつけ。【配線・アセンブリまで対応可】木村電子株式会社引用元:木村電子工業株式会社基本情報住所:東京都昭島市武蔵野2-7-7加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○素材:鉄鋼 アルミニウム ステンレス 銅 真鍮木村電子工業株式会社強み・特徴組立て・配線に対応している板金加工メーカーさま。アセンブリもので、あるいは電気配線が必要な製品で、悩んでいるあなたにうってつけの板金加工メーカーです。デジタルテスターで、電装後の回路試験も行っています!医療機器、電子機器関係を日頃から手がけているので、組立て・配線も対応可能。一点注意!切削加工と研削加工は扱っていないとので、仕上げの研削加工を依頼したい方はご注意ください!多品種小量生産、短納期の依頼にも対応しているとのこと。頼もしいですね。おすすめポイントのおさらい①組立てまでお願いしたい。②電気配線までお願いしたい。木村電子工業の製作事例・ユニットの組立・配線引用元:木村電子工業株式会社・基盤実装引用元:木村電子工業株式会社【3D設計・技術サポートなら】株式会社小川製作所引用元: 株式会社小川製作所基本情報住所:東京都葛飾区細田1-10-20加工:レーザー ○ 曲げ ○ 溶接 ○ 切削○素材:鉄 アルミニウム ステンレス 銅 真鍮株式会社小川製作所強み・特徴設計や技術サポートに強みをもっている板金加工業者さま。特に、設計には絶対の自信。東京町工場HUBで、機械設計のワークショップもされています。面白そうな試みですよね。この点については、弊社が取材させていただいた記事でも扱っています。ご興味のある方は是非ご覧ください。参考:①株式会社 小川製作所(東京都) | 金属加工のMitsuri参考:②小川製作所と小川真由という男あなたの頭の中にしかない、構想段階の製作物も3DCADで形にしてくださいます。もちろん、細かい仕様は小川さまから様々な提案あります。技術サポートまでいただけるのは、ありがたいですよね。・欲しい機能の実現・オーダーメイド、少量生産・コストの削減・量産向けのアドバイス等実現したい製品の事業戦略までご相談してみたらいかがでしょうか。絶対的な強みをもつ設計、技術サポートはもちろんのこと、製作までの一貫生産体制のすごみは、一度依頼してみるとよくわかります。おすすめポイントのおさらい①設計のプロに仕事を頼みたい。②オーダーメイド製品を頼みたい。設計段階からお願いしたい。という方は一度ご相談してみてください。株式会社小川製作所の製作事例・3D設計納入実績(品名:2軸レール)引用元: 株式会社小川製作所・ステンレスワゴン引用元: 株式会社小川製作所東京で板金加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】東京の板金加工を得意とする企業を5社ご紹介してきました。お客様のためを考えて、自社で対応できない場合に代わりの工場を探してくれる企業から、2メートルを超える大物加工にも対応できる企業まで、各社さまざまな特徴を持っています。板金加工に強い企業の中でも、実績が多い加工方法や得意な分野はそれぞれで異なります。また、受注可能な素材や製品も各社違いがあり、時期によっても異なりますので、加工を依頼する前に相談するようにしましょう。東京の板金加工企業をお探しの際には、ぜひMitsuriにご相談ください。日本全国の250社以上の企業と提携することで、お客様の要望に合った最適な企業、メーカーをご紹介できます。また、Mitsuriでのお見積りは、一度に複数の企業から出してもらうことができます。まずはお気軽にお問い合わせください。

  • NO IMAGE

    機械設計とは?基礎知識から仕事内容、おすすめの資格をご紹介

    今回は、機械設計という仕事が具体的にどのようなものなのかという基礎知識から、仕事内容、必要な資格などを紹介します。機械設計を志す方は、ぜひ参考にしてください。機械設計とは機械設計とは、あらゆる機械の設計業務のことを指します。機械の定義は時代によって移り変わってきましたが、現代ではスマホやパソコン、テレビなどといった身近なデバイス(通信端末)から、作業機械、工作機械、建設機械、交通機械、農業機械、運搬機械、事務機械など、その種類は多岐にわたります。そして設計とは、目的を具体化するための内容や計画のことです。例えば、クライアントに「この作業を自動化したい」という目的があって、それを具体化するための機械を設計すること、そしてそれに伴って必要となる技術全般を機械設計と呼びます。機械設計の種類機械設計には、「新規設計」と「類似設計」の大きく2種類の手法があります。新規設計新規設計は全く新しい機械を設計するもので、類似設計は既存の機械を応用したり組み合わせたりして設計するもの。その手法の特徴から、流用設計とも呼ばれます。新規設計のほうが花形のように思えますが、いかに類似設計で目的を実現するか、というのも機械設計者の腕の見せ所と言えるでしょう。新規設計はどうしても開発にかかるコストが大きくなりますので、類似設計で目的が果たされるなら、クライアントにとってはそのほうがメリットが大きい場合が多いからです。機械設計の仕事内容機械設計の仕事内容は4つに大きく分かれていて、概念設計・基本設計・詳細設計・生産設計の順で進行します。概念設計は、まず機械のコンセプトを考えて、作るべき機械の形状・部品・素材、そしてどんな技術が必要かなどを検討します。概念設計が済んだら基本設計に入り、検討した概要が実現可能かどうか、CADやCAEなどの製図ソフトや解析ツールを使い、シミュレーションを繰り返して検証します。検証が済んだら詳細設計に入り、この段階では、コンセプトと実現可能な範囲のすり合わせを行います。強度やコスト面から、現実的に素材を変えるべきか否か、当初の形状に無理があるかないかなどを判断します。安全性や、環境への配慮なども忘れてはいけません。詳細設計では、シミュレーションを行うだけでなく、場合によって試作品を製作して確認することもあります。詳細設計まで完了したら、最後に量産化を意識した完成図面(設計図)を作成します。寸法や素材、部品の形状から、加工に用いる技術や機械、組立方法からその後の仕上げ方などまで含みます。機械設計の平均的な年収・給料機械設計士の平均年収は、478万円と平均に比べるとやや高いものの、水準としては普通です。年代別で見ると、20代から30代、30代から40代になるにつれて50~100万円上昇しています。これは、機械設計士という職業の性質上、ある程度の経験が必要なためと考えられます。また中小企業の機械設計士の20代平均が300万円台であるのに対し、大企業の機械設計士の20代平均は400万円台と100万円程度の差があり、企業規模が年収に直結している傾向もみられます。機械設計に必要なスキル・資格機械設計をするためには、いろいろな知識やスキルが必要です。まず機械設計全般の知識取得に役立つのが、「機械設計技術者試験」。1級~3級まであって、3級は受験資格がありませんので就活中の大学生でも取得することができます。2級は工業系大学卒業後実務経験3年以上、1級は2級取得後実務経験4年以上、とそれぞれ受験資格がありますので、まずは3級で腕試しをしておくとよいでしょう。また、どのような機械設計をするうえでも欠かせないのが、製図ソフトや解析ツールの基本的な使い方です。仕事内容でも触れた通り、機械設計ではCADを使って設計をし、CAEで解析やシミュレーションを行います。どちらもいくつか資格がありますが、例えばCADなら「CAD利用技術者試験」などが分かりやすいでしょう。2次元と3次元があり、それぞれ基礎・2級・1級(3次元は2級・準1級・1級)と分かれていて、1級は「機械」「建築」など分野も分かれています。まとめ機械設計の業務範囲は非常に幅広く、必要となる知識やスキルも膨大です。今回挙げた資格はあくまでも参考程度に、どんな分野の機械に興味があって、それにはどのような素材や技術が用いられているのかを考えてみてもよいでしょう。ただいずれの場合でも、CADやCAEの操作スキルは必須であり、また機械設計に限らずあらゆる設計業務で使われるものですので、慣れておくに越したことはありませんよ。

  • NO IMAGE

    【ISO認証とは?】メリット・デメリットも合わせて分かりやすく解説

    日本に住んでいれば、誰もが見たことがある非常口の緑のマーク。実は世界共通なことは知っていましたか?アメリカでも中国でもフランスでも、世界のどこに行っても、あの緑のマークは見かけることができるんです。その他にも、クレジットカードの大きさやA4やB5などの用紙サイズも世界共通なんですよ。では、なぜどの国でも同じにできるのか。それは、「ISO」という世界共通の規格で国際的に定められているからなんです。今回は、そのISO認証についての知識を、わかりやすく説明していきましょう。ISOの役割ISOとは、国際的な工業製品を国際標準で定めるための機関です。つまり、生活する上での重要なものは、国が変わっても同じになるようにしましょうと話し合う機関ですね。紙の大きさが違えば、国をまたいだ取引がスムーズに行えません。海外旅行において、宿泊先のホテルで火事が起きてしまった時などに、逃げようにも、非常口のマークが違って、どこに逃げたらいいか分からない、なんてことになったら、命に関わる事態です。そんな事態に陥らないためにも、生活に関わる大事なことは、世界共通の規格をもっているのです。PDCAISOの役割は製品の規格を揃えるだけではありません。商品の品質を保ったり、自然環境を守ったりとさまざまです。品質を維持する場合や環境を守る場合、目的に応じて、システムのルールを作っていくこともISOの任務の一つなのです。そのため、ISOでは「PDCA」というISOシステムを構築することが重要視されています。引用元:AIMSPDCAP・・・Plan(計画する)D・・・Do(実施する)C・・・Check(検証する)A・・・Action(改善する)この4つの項目の『PDCA』を回していくことで、手順やルールを明確に定め、会社のシステムをより良くしていきます。ルール通りに業務を行うことで、問題はないか、もっと良いルールはないかを随時確認し、継続的に改善していくのです。ISO認証取得のメリットでは、ISOの認証が得られると、どんなメリットがあるのでしょうか。実は、あまり多くはないのですが、大事なことばかりなので、見ていきましょう。信頼を得やすくなるISOに認証されると、その事実を外部に公表できるため、顧客の信頼を得やすくなります。顧客とは個人のお客さんに対してのほかに、会社同士の取引相手のことも含まれます。取引先の相手から信用を得ることは、とても重要です。それだけでもISO認証を取得する価値がありますね。ただし、ISO認証はあくまで認証を受けるだけで、必ずしも不良品が出なくなったり問題点がなくなったりするわけではありません。不良品が出ないようにしたり、問題を解決するのは会社であり、その会社の社風や、勤めている社員の人間性にもかかっています。取得していても、誤表示や偽装問題を起こした会社もあります。組織のシステムが確立しやすくなるISO認証では、サービスや商品の質を保てるように作業手順の明確化を行います。入れ替わりが多い仕事であっても、品質が維持できなければ、売り上げを安定させることができません。組織のシステムを確立し、それを明確にすることで、誰が仕事をしても効率よく安定した業務を可能にします。責任と権限が明確になるニュース番組で不正や過失が起きた時、責任者がうやむやで問題になっていることが、たびたび見られます。責任の所在を明確にせず、部下に責任を押し付けるといった行為は、今の時代でもどこに行ってもあるのが現状です。ISO認証は業務の責任・権限を明確にすることで、社員の不信感をなくし、問題が起きても解決しやすくします。組織全体を管理・把握し、システムに沿って業務を行えるようになるため、スムーズな仕事ができるようになるのです。ISO認証取得のデメリットとりあえず取っておいて問題ないと思われがちなISO認証ですが、意外にもデメリットが生じてしまうことがあります。目的をしっかり持たないとデメリットが先行し、会社にとっても社員にとっても負担ばかりになってしまいます。デメリットの具体例・マニュアルや書類を作成する手間が増える・ISOを取得しても、効果が出るには2~3年かかる・たびたび改善や改変があるので、その都度対応するのが手間・理想が高すぎる改善を求めて、逆に社員のやる気が損なわれてしまうまた、会社の信用を得るために、ただ単に認証を得たいだけというケースもあります。ISO認証は高校受験や大学受験と同じで、取った後が重要になってきます。取得を目的とするのではなく、取得してからどうするのかというはっきりとした目的を持って、ISOの認証を得るようにしたいですね。ISO認証の種類ISO規格はいくつかの種類に分かれており、 9001や27001といった数字で表されています。その様々あるISO規格の種類について、一つ一つ説明していきましょう。ISO 9001 品質マネジメントシステム製品やサービスの質を保ち、より良くしようとすることを目的としています。良い製品をつくることや不良品を出さないように改善をするだけでなく、顧客の満足度を上げることも主な目的としています。また、作業の効率や手順を定めることによって、社内の誰が商品を作っても、同じ品質を維持できるようにもします。特定の社員が会社を辞めてしまったために、商品のクオリティが落ちてしまった。とあれば、会社の利益が下がってしまいます。ISO 14001 環境マネジメントシステム良い自然環境の維持を目的としたシステムです。環境に悪影響があれば、それを解決するシステムを構築します。環境に配慮した廃棄物の処理、環境に悪影響を出さないシステムを作ることを求めています。環境に配慮となると、車で言えば排気ガスを極力出さないようにしたり、なるべくオフィスの電気をつけっぱなしにしないなどがあげられます。環境マネジメントシステムを取り入れることによって、自然環境の維持に貢献し、社会的信頼を得ることができます。ISO 22000・FSSC 22000 食品安全マネジメントシステム食品の安全を保持するためのシステムですね。食品に関することで、近年大きな事件になったことに、マクドナルドの異物混入があげられるでしょうか。ニュースでは、工場の中が汚物でまみれていたり、作業の工程に問題があったりなどの映像が報道され、大変でしたね。現場を管理・改善し、食の安全を守ることは、飲食業では必要不可欠でしょう。ISO 27001 情報セキュリティマネジメントシステム企業の情報漏洩を防ぐことを目的としています。会社の大事な機密情報が外部に漏れたり、ましてやハッキングなんてされたら堪りません。そういった事故や事件が起きないように、機密を守っていくためのシステムです。また、情報を分かりやすく管理することで、作業の効率を上げ、適切に業務を行うことも目的としています。データが見づらかったり、資料がどこにあるか分からなかったりなど、作業のスピードが落ちたり業務に支障が出てないように、しっかりとルールを定めましょう。ISO 39001 道路交通安全マネジメントシステム毎年多くの死傷者を出し、毎日のように起こる交通事故。これを少しでも減らそうと取り組む企業に与えられる認証です。交通事故が起きれば、本人や家族が悲しむのはもちろんのこと、企業でも多大な損失が発生してしまいます。そんな被害を少しでも抑えるべく、交通事故防止に先んじてISO 39001の取得を目指す企業が増えています。事故はどうしても起きてしまう場合もありますが、少しでも軽減できるよう対策をしていきたいものです。ISO 22301 事業継続マネジメントシステム会社が災害にみまわれた際でも、事業の継続は画策しなければなりません。日本は、地震・津波・豪雨といった自然災害が多い国です。会社の存続のためにも災害に対する対策は必要と言えましょう。特に東日本大震災で大きな被害を出して以降、自然災害から耐えられるように何らかの対策をとる企業が増えてきました。それに伴い、ISO 22301を取得する企業も増えていくのではないかと思われます。ISO 45001 労働安全マネジメントシステム近年よく訴えられている、職場環境の改善・構築を主にした認証システムです。事故・労災・病気の予防など労働安全衛生の向上などを目的としています。今の時代になって、過労や事故が原因で、労働者や家族が企業を訴えるケースが増えてきました。ひとたびそんな事態が起きれば、顧客、社員、取引先などから一瞬にして信頼を失い、管理者・経営者は責任が問われ、企業は社会的批判や裁判による制裁を受ける事になるでしょう。     そうならないように、普段から労働者が安全・快適に働けるよう職場環境を整えることが重要です。せっかくニュースや新聞で取り上げられるらなら、いいニュースであってほしいですよね。ISO認証についてのまとめ今回の記事では、ISO認証について理解を深めていきました。少しでも参考になりましたでしょうか。ISO認証を取得といっても、難しくとらえる必要はありません。出来ることから始め、少しずつシステムを構築し、作業効率や手順を改善・向上させていきましょう。そして、企業競争力の強化を図り、社会的な信頼を高めていくのです。

  • NO IMAGE

    【レーザー加工に特化】有限会社ケイエスレーザ加工の仕事

    有限会社川崎製作所さまより、レーザ加工に特化した面白い会社があるとご紹介させていただきました。有限会社川崎製作所インタビュー記事はこちらから。有限会社ケイエスレーザ加工メタル板をレーザ加工して板金加工メーカーに届ける。100社以上の取引先を持つ都内でも珍しい企業さま。今回は、代表取締役 清水康介氏にお話を伺ってきました。快く取材を引き受けていただき、ありがとうございます。まずは、御社の事業内容や強みを教えてください。清水氏はい。弊社は、1998年に設立のレーザ加工専門の会社になります。レーザ加工に特化しておりますので、鉄鋼はもちろんのこと、ステンレス、アルミ、銅、真鍮など非鉄鋼の材料もきれいに仕上げて、お客様に納品することができます。厚みでいいますと、0.1mmから扱っておりまして、軟鋼であれば最大で22mmまで対応しています。特注品や試作品などの小ロットのご依頼にも対応しております。弊社は、もともと材料屋から始まったという沿革があります。そこから、レーザ加工に特化していく事業を展開していったという経緯があります。ありがとうございます。材料屋さんについてお伺いさせてください。清水氏基本的に、町の材料屋さんというものがあります。弊社の前身もそのような町の材料屋さんでした。浦安に鉄鋼団地というものがあります。何百という会社がひしめいて、様々な鉄鋼を扱っています。そこが鉄鋼流通の拠点となっていて、町の材料屋さんに鉄も含めた金属が流れてきますね。浦安の鉄鋼団地は、2トンとか大きなロットで材料屋さんに販売している。材料屋さんは、その大きなロットのものを小分けにして、弊社も含めた金属加工の業者に納入しているんですね。弊社が、取引をしている材料屋さんが、鉄板なら鉄板を細かく一枚や二枚から販売してくれる。大体そのようなお仕事をされていますね。なるほど。レーザ加工に特化するということで、どのような付加価値を板金加工メーカーさまに提供されているのでしょうか。清水氏一言でいえば、板金屋さんで対応できない加工を実現しているということですね。一番多いのは、厚い板です。板金屋さんがよく持ってらっしゃるタレパン。金型で板を抜く機械なのですが、大体3.2mmくらいまでの厚さが限界です。それ以上の厚みになると、どうしてもレーザで対応しなければならなくなってきます。4.5mm~6mmくらいの厚さのものの依頼をよくいただきますね。金型ではなく、レーザで加工すると反りもでませんし。そういうところの付加価値でお喜びいただいていると思います。大体100~150件のお客さまと常時おつきあいがあります。レーザ加工機を持っている板金加工メーカーもあると伺っています。板金加工のレーザとケイエスレーザさまのレーザではどのような違いがあるのでしょうか。清水氏まず、レーザ加工機は場所をとりますね。それで持っているところと持っていないところがある。それから、やはりレーザ加工機自体が高いです。安くても数千万します。場所や金額のことを考慮に入れて、レーザを扱う仕事がたくさんあればいいのでしょうが、なかなかそういうわけにもいかないですよね。ですから、その辺りのことを勘案して、自前で持たずに弊社のような会社に依頼をいただくケースが多いですね。それから、レーザ加工機を持っている板金屋さんから仕事がくることもあります。というのも、板金屋さんの持っているレーザ加工機と弊社のレーザ加工機では、能力が違うんですね。板金屋さんが持っているレーザ加工機は、タレパンで切れないものを切るくらいの能力のことが多いです。弊社では、22mmの鉄鋼までに切ることができます。板金屋さんが、そのような厚みを扱うことはまずないですよね。例えば、板金屋さんがステンレスを扱う場合には、6mmくらいまで。それ以上のものであれば、加工できませんので、弊社に仕事のご依頼をいただくという形ですね。なるほど。素朴な疑問なのですが、板金加工メーカーさまはなぜ自社で扱えないような加工を引き受けるのでしょうか。清水氏板金屋さんは一種の窓口になっているんですね。自社で対応できない加工であっても、自社と提携していたり信頼できる仲間に仕事を回すということがあります。単純に、自社にできないものを断っていたら、メーカーさまから仕事が来なくなってきてしまうでしょうね。ですから、レーザの案件に限っていえば、弊社に外注という形で仕事をまわしていただいている。板金屋さんは、独自のネットワークを持っていて、そこで仕事をうまく回しあってやっている。板金屋さんといっても、千差万別でそれぞれ強みが違います。コストや品質と自社の強み。それぞれを勘案して、自社でやる場合もあれば、仲間に外注という形で仕事を依頼することがあるようですね。ありがとうございます。先ほど材料屋から始まったというお話がありました。現在に至るまでの沿革についてお伺いさせてください。清水氏もともとは、材料とレーザ加工を営む会社でした。材料屋だったところを、40年くらい前からレーザを導入して。時代的に見ても、かなり早い時期に導入したかと思います。シャーリングだけでは、満足できないというお客さまからのニーズがあったんですね。そこが一旦事業を畳みまして。そこを、私の父がレーザ加工に特化した会社として、98年に設立したんですね。それが今の会社になります。KSレーザ加工というオーダーメイド加工の事業を展開されているかと思います。立ち上げられた経緯をお伺いさせてください。清水氏こちらの事業は大きく伸びているというものではないのですが(笑)実際に立ち上げたのは、2年ほど前です。個人向けの事業をやってみようと思いまして、東京都商工会連合会の補助金を活用させていただきました。個人のお客さまからの注文もありますが、このホームページを見て看板屋さんからお仕事の依頼をいただいたこともあります。他には、装飾品関係のお仕事をされている方からもお問い合わせがありました。オフィスやホテルなどに置くような装飾品を扱う会社さまですね。ありがとうございます。少し大きな話になってしまうのですが、板金業界の課題について教えてください。清水氏板金業界の外から見た立場からしかいえませんが、やはり技術継承の問題が大きいと思います。基本的な工作機械の操作自体は、あまり問題はないでしょう。ただ、溶接などの、どうしても個人の手が介在しなければならないような仕事がありますよね。板金の仕事をする上で、避けて通れないものがたくさんある。そのような仕事にかかわる技術の継承を、きちんとしていかなければいけませんよね。板金だけではなくて、製造業全体の課題でもあるかと思いますが。様々な板金屋さんとおつきあいをしている中で、技術の継承をしっかりやろうとしているところ、あまり考えていないところというのはわかります。若い人たちがきちんと現場にいて、活気があるところ。そういうところは、見ていて安心しますね。