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溶接

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    「バリ取り ロボット」に関する記事

    「バリ取りは大変だから、人材が集まらない・・・」そのような社長様の意見をよく聞きます。しかし少子高齢化の今だからこそ、単純作業はロボットに任せる時代です。工場におけるロボットは【24時間稼働して欠勤しない、95点の熟練工】とも言われますバリ取りを人力でやり続けるリスク金属製品や樹脂製品など、製造業の工程で欠かせない作業であるバリ取り。その作業には大変な、・時間・労力・コストを費やしてしまいます。 作業の性質上、労働災害にもつながりかねないリスクがあり、事故防止策に頭を悩ませている企業様も少なくないことでしょう。手作業で行う「バリ取り」の問題点一流のスキルと経験を有する熟練職人が行うバリ取りは、目を見張るものがあります。しかしコンスタントに、・一定の精度・大量の作業を生身の人間に求めるのは酷なこと。現場に近い方であれば、その危険性や困難さを理解されていることでしょう。手作業での「バリ取り」にともなうさまざまな問題手作業でバリ取りを行う際には様々の問題が生じます。作業事故の問題高速回転する電動工具で、・手を切る・目に異物が入るといった事故が多発。事故が未然に防ぐための対策として、・防塵マスク・防塵メガネ・革手袋などの保護具が必要です。労働環境・製品管理の問題作業は中腰で行われることが多く、作業者の腰痛の原因になる研磨で発生した粉塵が工場内に浮遊し、他の作業者が吸い込むリスクが高まる飛散した粉塵が製品や原材料に堆積し、汚染の原因となる精度の問題作業員の熟練度によってバリ取りの精度が均一にならない具体的には、・バリを深く取りすぎる・二次バリの発生・製品面の損傷・取り残し・ムラなどの問題が発生。また、作業者が常に一定精度のバリ取りを行えるまでには、十分な育成期間が必要です。バリ取りはロボットにまかせても大丈夫!人の目や手でなければ高い精度が出せないとお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし現在では技術や素材の発達、そして高度なプログラミングによって、バリ取りをロボットにまかせても問題ないレベルの作業ができるようになりました。高レベルでプログラミングされたロボットの開発・製造を行います。製品素材に合わせた精巧なバリ取りを、均一な精度を保てるバリ取りをロボットが効率良く行います。【バリとりロボットを導入する利点】バリ取りロボットを導入するメリットは以下のとおりです。休まずに作業してくれるロボットが人間より優れている点は、不眠不休で仕事してくれること。夜セットすれば、次の日の朝には完成していたりします。品質が安定する人間がバリ取りをする際、起こりうる最大のトラブルは「品質が安定しない」こと。「この人がやると速くて綺麗だが、別の人がやると時間が掛かって質も低い」 など、人によるスピードや品質のバラつきは量産部品では致命傷になりかねません。ロボットは職人レベルの120点の製品は作る事が難しいですが、「ずっと95点の製品を作り続ける」のは非常に得意です。限度見本等のやり取りさえ、キッチリ客先としておけば、ロボットでバリ取りした製品自体がそのまま「品質保障」に繋がります。「バリ取り時間=作業時間」をカット人間のバリ取り作業時間の約半分は「バリがとれたかの確認作業」と言われています。手で確認、目で確認しながら「もう少し仕上げた方がいいかな」という、バリ取り工数とはまた違った時間が掛かっています。その点、ロボットは事前プログラムを実行するのみ。作業時間そのものがバリ取りの時間と言えます。現場の不安がなくなるバリ取りは日々のルーティーンワークで、単調な作業です。粉じん対策などを行っていたとしても、作業環境は良好でない事も多く、現場からの不満が出がちです。単調な仕事はロボットに任せてしまいましょう。リースで使用する際は、初月からコストダウン可能ロボットを導入する費用は、工具や治具の価格と比較すると当然ながら高額。減価償却費の視点から考えても、経費計上出来るのは毎年1/5程度。これをリース導入する事で「月額負担費<削減した分の人件費」とする事で、無理なく導入できます。バリ取りロボットの導入事例「勝てる」企業に生まれ変わった成功事例を以下に示します。●バリ取りで減った社員を開発に配属2年で売上げが倍増したダイカスト業者のA社元々は8人~10人かけて日産10,000個以上のバリ取りをしていたA社様。バリ取りロボットを導入し、作業員の3人削減に成功!3人分の人件費から考えて、1年で元を取れたA社は、その人員で今まで会社になかった「開発部」を設立。半年で独自商品を開発、2年で売上げは2倍、現在は2号機の導入を検討してくださってます。たとえば、バリ取りロボットを導入することで、8人でやる作業が5人になった場合、浮いた3人分の年収で、ロボットの元が取れることも多々。翌年以降は3人の人件費分が利益につながります。【総括】こんな感じです。

  • 溶接の知見を得よう【10の基本知見】知らないと恥ずかしいかも?基本質問集

    【5分でわかる】溶接記号の見方、書き方溶接記号の見方、書き方について動画でも解説しています!噛み砕いて解説しているので、ぜひ参考にしてください!Youtubeにて、金属加工Mitsuriチャンネルを運営中!こちらからご覧ください!溶接の知見には様々なものがありますが、その中でも必須の知見を「10の必須知見」としてまとめました。未経験者からベテランまで、溶接に関する有意義な情報を質問形式でご紹介しています。溶接の知見「10の必須知見」溶接に関する必須知見として10個挙げます。いずれも溶接関係者にとっては必須の重要な知見です。溶接の必須知見Q1. 溶接とは?Q2. 溶接工の平均給与はいくら?Q3. 溶接機にはどんなものがあるのか?Q4. アーク溶接とは?Q5. 溶接記号とは?Q6. 溶接面(マスク)を選ぶときのポイントは何?Q7. 溶接に関する資格は何があるのか?Q8. 溶接にはどんな種類があるのか?Q9. 溶接ビードとは?Q10. レーザー溶接のメリットとデメリットは?必須知見Q1. 溶接とは?溶接とは接合部が連続性を持つように、熱や圧力を加えて部材を接合することを言います。必要があれば溶加材を加えます。コラム 溶接の歴史金属接合(溶接)において、最も古い歴史を有しているのは「鍛接」です。約3000年前の時点で、金属同士をハンマーでたたけば接合すると認知されていました。古代エジプト王のツタンカーメンの棺は紀元前1350年ごろに埋められたとされていますが、棺の中から鍛接された鉄製の装飾品が見つかっています。必須知見Q2. 溶接工の平均給与はいくら?溶接工の平均月収は約33万円程度で、日本人全体の平均給与のやや上です。年代別に示すと、溶接工の平均給与未経験者の初任給15万円~20代25万円30代35万円40代40万円必須知見Q3. 溶接機にはどんなものがあるのか?IMAX60(アイマックス60)画像引用元:http://www.welder.co.jp/first/s1_3.html初心者向け直流アーク溶接機でインバーター制御。手軽さは抜群、アークスタートも優良です。趣味で簡単な鉄製品を作ってみたい人向け。スキル次第ではフェンスや門扉も作成できます。専用溶接棒を使うことでステンレスも加工可能。薄物の板金加工には間違いのない製品です。IMAX120(アイマックス120)画像引用元:http://www.welder.co.jp/first/s1_3.html中級者向け直流アーク溶接機でインバーター制御です。アークスタートはスムーズ、アークは安定しており使い勝手は抜群です。100V/200Vどちらでも使用可能です(入力電圧を感知して自動で切り替わります)。100V・15Aコンセントでも使用可、板金の厚さは0.8mm~3.0mmまで可能です。VICTRON130(ヴィクトロン130)画像引用元:http://www.welder.co.jp/first/s1_3.html上級者向けバッテリー内臓のアーク溶接機でプロフェッショナル仕様です。重さはわずか34kgで、作業場での移動も楽にできます。必須知見Q4. アーク溶接とは?図1:アーク溶接とは アーク溶接は最もメジャーな溶接方式です。①溶接機本体から伸びているトーチにアーク溶接棒を取り付け、②溶接したい箇所にコツコツと当てるとアークスタートするシンプルな手順です。アークスタートの際、溶接棒が母材にくっついてしまうことがあり、初心者にはやや難しいです。溶接の際、母材だけでなく溶接棒も一緒に溶かして溶接する場合は、溶接棒が溶けるたびに交換しなければなりません。アーク溶接のメリット・デメリットメリット①ガスを使わないので風の影響を受けない②ケーブルを延長すれば動かしやすい③屋外での作業にも強い④鉄骨溶接や重機の修理にも良い⑤ボルトとナットの永久接合(溶接止め)にも最適⑥溶接機本体は安価で小型なものが多い⑦ホームセンターなどでも溶接機が売ってるデメリット①厚板を溶接する際は家庭用100Vでは厳しい②薄板を溶接するのは難易度が高く、穴が空いてしまうことも多々③溶接後にはフラックス(黒い残りカスのようなもの)が付着しており、剥がさないといけない④仕上がりが美しくない参考:アーク溶接【基礎】種類と原理!電圧設定・温度分布まで詳細解説必須知見Q5. 溶接記号とは?▲図2:溶接記号の一覧表例 ▲図3:溶接補助記号の一覧表 ▲図4:非破壊検査の記号一覧表  上記の溶接記号は頻繁に用いられる重要項目です。基本知識としてすべて暗記しておくのが望ましいです。参考:溶接記号の一覧【基礎講座】溶接指示を徹底理解!種類と書き方をマスターしよう【質問6】溶接面(マスク)を選ぶときのポイントは何?手持ち型溶接面画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3昔ながらの溶接面です。手持ち溶接面は自動遮光面に比べると圧倒的に安いのですが、両手を使えないため不便です。装着が遅かったり溶接面を丁寧に顔に当てないと、光が目に入る危険性もあります。通常は外側から、素ガラス・遮光ガラス・素ガラスと3枚並べて使用します。外側の素ガラスがスパッタで汚れたら捨てて、内側の素ガラスを外側に装着すれば安上りです。かぶり型溶接面画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3自動遮光面よりも遥かに低価格、両手を使えるのも便利です。初期コストを低くしたい人にオススメです。デメリットは、スパッタによって素ガラスが汚れることです。素ガラスが汚れると交換しなければならず、そのたびにコストが発生します。自動遮光面(ヘルメット取付型・キャップ型)画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3主に自動遮光面に実装されているのは、①明るさを変化させる液晶フィルターと②アークの点滅を検知する光センサです。液晶フィルターは、アーク点灯時に暗くなり、アーク消灯時に明るくなります。視界の明るさを自動的に調整してくれるのが特徴です。手持ち型の溶接面と異なり、作業中常に両手が空きます。 ※自動遮光面には2種類あります。ヘルメットに取り付けるヘルメット型、直接被るキャップ型です。状況によって使い分けましょう。溶接用ゴーグル画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3自動遮光面よりも軽量で、種々のヘルメットと合わせて使用できます。メガネの上からも着用可です。欠点はやや高価なところが挙げられます。 革製遮光面画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3革製の遮光面は、安価で折りたたんでコンパクトに収納できるメリットが人気です。その一方で、蒸れたり革独特の匂いがしたり、などのデメリットもあります。 必須知見Q7. 溶接に関する資格は何があるのか?溶接に関する資格として有名なものは以下の8つです。溶接の資格①ガス溶接技能者易ガスバーナーを用いて金属を接合するガス溶接を行う際に必要な国家資格です。この資格があることで、初めてガス溶接を行えます。②ガス溶接作業主任者難ガス溶接を行う際、主任として作業スケジュールを決定し、ワーカーに指示を出すための国家資格です。ガス溶接技能者の上位に位置づけされる資格で、実務経験3年以上で受験できます。③アーク溶接作業者易放電現象(アーク放電)を利用して金属をつなぎ合わせる「アーク溶接」を行うために必要な国家資格です。ガス溶接は3,000度ほどの炎を扱うのに対し、アーク溶接は約4,000度です。溶接する部材によって工法が異なります。④アルミニウム溶接技能者普通アルミニウム合金の溶接を行う専門的な知識と技能を認定する民間資格です。アルミニウム溶接は、ガス溶接やアーク溶接よりも難易度が高めです。アルミニウム溶接は自動車関連の現場などで需要が増えており、キャリアを安定させるという面でも有利な資格と言えます。⑤PC工法溶接技能者普通PC(プレキャスト鉄筋コンクリート)工法溶接の技能を認定する民間資格です。コンクリート組み立て建築の溶接現場で活かせます。⑥ボイラー溶接士難ボイラーの製造・改造・修理などの溶接が可能になる民間資格です。1年以上の溶接経験(ガス溶接など一部を除く)があれば受験できます。普通ボイラー溶接士、特別ボイラー溶接士の2種類あります。特別ボイラー溶接士は、普通ボイラー溶接士免許を受けた後、1年以上ボイラーなどの溶接実務があれば受験できます。⑦溶接管理技術者難溶接のスキルと知識だけでなく、施工計画や作業管理能力を有する技術者を認定する民間資格です。溶接技能者の上位資格とされており、官公庁からの工事受注に必要な資格です。特別級、1級、2級の3段階のレベルがあります。⑧溶接作業指導者難指導者的な役割を担う、溶接作業者を認定する民間資格です。溶接部門の班長、溶接工事の現場監督など、溶接作業者や溶接管理技術者に指示を出す重要ポジションを担います。参考:【溶接の資格】種類一覧!費用と取り方&難易度別!プロの溶接工が取っておくべき資格」必須知見Q8. 溶接にはどんな種類があるのか?   溶接は、融接・圧接・ろう接の大きく3種類に分かれます。(1)融接融接は、母材の溶接したい部分を加熱して、母材のみもしくは母材と溶加材(溶接棒)を溶かして接合する溶接です。参考:融接とは?代表的な種類とメリット・デメリットを解説(2)圧接圧接は、機械的な圧力を接合部に加えて接合する溶接です。参考:圧接とは?代表的な種類や特徴、メリット・デメリットを解説(3)ろう接「ろう」と呼ばれる母材よりも融点の低い金属の溶かし、接合面のすきまに流し込んで接合する溶接です。・硬ろう(融点高め)を用いる:ろう付・軟ろう(融点低め)を用いる:はんだ付の2種類があります。参考:ろう付けとは?代表的な種類や特徴、メリット・デメリットを解説必須知見Q9. 溶接ビードとは?「溶接ビード」とは、溶接後の接合部が“みみず腫れ”のようになった箇所を言います。ビードを適切にカット処理することで、製品の見栄えが良くなります。世の中にはビードマニアと呼ばれる、ビードの美しさに魅せられた人たちすらいます。必須知見Q10. レーザー溶接のメリットとデメリット近年、脚光を浴びているレーザー溶接のメリットとデメリットを以下にまとめました。レーザー溶接メリット①歪(ひずみ)が少ない⇒他の工法よりもピンポイントで加熱できるため、短時間で接合可能②光が熱源⇒電流、電圧、磁力などで、製品がダメージを受けにくい③微細な加工⇒他の工法では困難な微細加工も可能④異種材料間の溶接⇒融点の異なる異種材料の溶接が他工法と比較的容易にできる⑤非接触加工ができて、電極をメンテナンスしなくてよい⇒TIG溶接や抵抗溶接ではメンテナンス必須⑥分岐できる⇒レーザ溶接機が1台あれば、複数台の自動機に対応できるデメリット①溶接箇所の精度管理が必要⇒接合部の合金層にブローフォールやクラック等の溶接欠陥が発生しやすい②安全対策を十分に行わないと危険⇒日本工業規格「レーザ製品の放射安全基準」JIS C 6802を推奨まとめ溶接に関する10の知見をまとめました。未経験者はもちろん、ベテランさんも基本知識の確認に本記事をご利用ください。① Mitsuriでのお見積りは案件を公開して待つだけ!② 複数のお見積りが届く! ⇒金額重視or納期重視?ニーズに合うものを選べる!③ 案件の5割以上が1日以内に見積りを取得!溶接のご依頼にお悩みの方は、一度Mitsuriまでご相談ください。下の赤いボタンをクリックして、お気軽にお問い合わせください。

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    【テスト】綾瀬市に行ってきました。

    トップ画像引用元:綾瀬市はじめに先日、日刊工業新聞に次のような記事が載っていました。「町工場競う技能五輪 神奈川・綾瀬市が来月開催」神奈川県綾瀬市で、市内町工場の若手技能者育成を目的とした技能競技大会「あやせ技能五輪」が開かれる。自治体が中小製造業向けの技能大会を主催するのは珍しい。初開催となる今回は溶接作業の技能者を対象に行う。大会の模様は動画共有サイト「ユーチューブ」の市専用アカウントで後日発信する。日ごろ磨いてきた技術力を披露する機会を提供することで若手技能者のモチベーション向上を図り、市内製造業の活性化につなげる。引用元の記事にも書かれていますが、自治体が中小企業向けの技能大会を行うのは珍しいです。調べてみると、綾瀬市に関連した製造業関連企業のメディア掲載もとても多いことにも気がつきました。なぜなんだろう?綾瀬市の取り組みを聞いてみたくなり、訪問させていただきました。引用元:綾瀬市綾瀬市の工業の概要https://www.city.ayase.kanagawa.jp/hp/page000017400/hpg000017338.htm綾瀬市の工業は自動車関連産業が主力であり、2006年の工業統計表(経済産業省発表)をみると、本市における輸送用機械器具の製造品出荷額は、神奈川県内で4位、全国でも43位であることが分かります。 しかしながら、立地企業の大部分が資本金3億円以下及び従業者300人以下の中小企業であり、中でも従業員20人以下の小規模零細企業が多く、今後も県内上位の工業集積を維持しつつ、更なる成長を続けるためには、販路拡大や研究開発力など経営基盤の強化が重要な課題となっています。 そのため、市では平成22年12月に学識経験者・市内工業団体代表者・市内主要企業・関係行政機関等との協働により、今後10年間の本市工業の成長戦略を掲げた「綾瀬市産業振興マスタープラン」を策定しました。 同プランでは、綾瀬市工業の将来像を「持続可能な社会を支える創造的ものづくりネットワーク都市」と設定し、その具現化に向けた主要施策として、「ネットワークづくり」「産業の高度化と新産業の創出」「人材育成」「企業誘致」を掲げています。詳細については、下記関連リンク「綾瀬市産業振興マスタープラン」をご覧ください。工業都市を目指している。「あやせ工場プロジェクト」「綾瀬市工業施策の方向性 ~made in ayase・あやせ工場プロジェクト~ 」ものづくり技術の継承や経済状況による経営難といった問題を抱えつつも、今後の積極的な事業展開(下請けからの脱却等)を図っていきたいという意欲をもった中小企業の「競争力の中核となる独自の技術の活用、高度化、設備導入等の取り組み」に対して、アドバイスやマッチング、更には財政支援などの工業支援サイクルによって総合的な支援を行い、不況や経済事情に左右されない地域企業を育成し、made in ayase 製品を創出していきます。市内企業向け直接支援:1. 事業拡大の支援2. 技術の高度化・高付加価値化への支援3. 技術を活かした販路拡大支援4. 競争力のある技術への支援5. 新規創業・二次創業の支援6. 技術や企業集積を生かした新分野の進出市内企業向け間接支援:1.工業ブランド化支援2.企業間・地域連携3.就労対策様々な支援策が打ち出されていて、本年度に立ちあげたものだけで、10施策。その中の1つが「あやせ技能五輪事業」だったのですね。どの施策も興味深く、取り上げてみたいのですが、ここでは全体の方向性を紹介するにとどめます。綾瀬市工業の将来像:持続可能な社会を支える創造的ものづくりネットワーク都市具体的には、・綾瀬市が一つの工場となり、既存の工場が事業所となる、エコシステムの構築を目指している。あやせ工場『あやせ工匠塾』https://www.city.ayase.kanagawa.jp/hp/page000031500/hpg000031413.htm綾瀬では積極的に、ロケ地 リンク「空飛ぶタイヤ」動画:メイドインあやせ、早く手に取ってみたい。

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    「バリ取り ロボット」に関する記事

    「バリ取りは大変だから、人材が集まらない・・・」そのような社長様の意見をよく聞きます。しかし少子高齢化の今だからこそ、単純作業はロボットに任せる時代です。工場におけるロボットは【24時間稼働して欠勤しない、95点の熟練工】とも言われますバリ取りを人力でやり続けるリスク金属製品や樹脂製品など、製造業の工程で欠かせない作業であるバリ取り。その作業には大変な、・時間・労力・コストを費やしてしまいます。 作業の性質上、労働災害にもつながりかねないリスクがあり、事故防止策に頭を悩ませている企業様も少なくないことでしょう。手作業で行う「バリ取り」の問題点一流のスキルと経験を有する熟練職人が行うバリ取りは、目を見張るものがあります。しかしコンスタントに、・一定の精度・大量の作業を生身の人間に求めるのは酷なこと。現場に近い方であれば、その危険性や困難さを理解されていることでしょう。手作業での「バリ取り」にともなうさまざまな問題手作業でバリ取りを行う際には様々の問題が生じます。作業事故の問題高速回転する電動工具で、・手を切る・目に異物が入るといった事故が多発。事故が未然に防ぐための対策として、・防塵マスク・防塵メガネ・革手袋などの保護具が必要です。労働環境・製品管理の問題作業は中腰で行われることが多く、作業者の腰痛の原因になる研磨で発生した粉塵が工場内に浮遊し、他の作業者が吸い込むリスクが高まる飛散した粉塵が製品や原材料に堆積し、汚染の原因となる精度の問題作業員の熟練度によってバリ取りの精度が均一にならない具体的には、・バリを深く取りすぎる・二次バリの発生・製品面の損傷・取り残し・ムラなどの問題が発生。また、作業者が常に一定精度のバリ取りを行えるまでには、十分な育成期間が必要です。バリ取りはロボットにまかせても大丈夫!人の目や手でなければ高い精度が出せないとお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし現在では技術や素材の発達、そして高度なプログラミングによって、バリ取りをロボットにまかせても問題ないレベルの作業ができるようになりました。高レベルでプログラミングされたロボットの開発・製造を行います。製品素材に合わせた精巧なバリ取りを、均一な精度を保てるバリ取りをロボットが効率良く行います。【バリとりロボットを導入する利点】バリ取りロボットを導入するメリットは以下のとおりです。休まずに作業してくれるロボットが人間より優れている点は、不眠不休で仕事してくれること。夜セットすれば、次の日の朝には完成していたりします。品質が安定する人間がバリ取りをする際、起こりうる最大のトラブルは「品質が安定しない」こと。「この人がやると速くて綺麗だが、別の人がやると時間が掛かって質も低い」 など、人によるスピードや品質のバラつきは量産部品では致命傷になりかねません。ロボットは職人レベルの120点の製品は作る事が難しいですが、「ずっと95点の製品を作り続ける」のは非常に得意です。限度見本等のやり取りさえ、キッチリ客先としておけば、ロボットでバリ取りした製品自体がそのまま「品質保障」に繋がります。「バリ取り時間=作業時間」をカット人間のバリ取り作業時間の約半分は「バリがとれたかの確認作業」と言われています。手で確認、目で確認しながら「もう少し仕上げた方がいいかな」という、バリ取り工数とはまた違った時間が掛かっています。その点、ロボットは事前プログラムを実行するのみ。作業時間そのものがバリ取りの時間と言えます。現場の不安がなくなるバリ取りは日々のルーティーンワークで、単調な作業です。粉じん対策などを行っていたとしても、作業環境は良好でない事も多く、現場からの不満が出がちです。単調な仕事はロボットに任せてしまいましょう。リースで使用する際は、初月からコストダウン可能ロボットを導入する費用は、工具や治具の価格と比較すると当然ながら高額。減価償却費の視点から考えても、経費計上出来るのは毎年1/5程度。これをリース導入する事で「月額負担費<削減した分の人件費」とする事で、無理なく導入できます。バリ取りロボットの導入事例「勝てる」企業に生まれ変わった成功事例を以下に示します。●バリ取りで減った社員を開発に配属2年で売上げが倍増したダイカスト業者のA社元々は8人~10人かけて日産10,000個以上のバリ取りをしていたA社様。バリ取りロボットを導入し、作業員の3人削減に成功!3人分の人件費から考えて、1年で元を取れたA社は、その人員で今まで会社になかった「開発部」を設立。半年で独自商品を開発、2年で売上げは2倍、現在は2号機の導入を検討してくださってます。たとえば、バリ取りロボットを導入することで、8人でやる作業が5人になった場合、浮いた3人分の年収で、ロボットの元が取れることも多々。翌年以降は3人の人件費分が利益につながります。【総括】こんな感じです。

  • 溶接の知見を得よう【10の基本知見】知らないと恥ずかしいかも?基本質問集

    【5分でわかる】溶接記号の見方、書き方溶接記号の見方、書き方について動画でも解説しています!噛み砕いて解説しているので、ぜひ参考にしてください!Youtubeにて、金属加工Mitsuriチャンネルを運営中!こちらからご覧ください!溶接の知見には様々なものがありますが、その中でも必須の知見を「10の必須知見」としてまとめました。未経験者からベテランまで、溶接に関する有意義な情報を質問形式でご紹介しています。溶接の知見「10の必須知見」溶接に関する必須知見として10個挙げます。いずれも溶接関係者にとっては必須の重要な知見です。溶接の必須知見Q1. 溶接とは?Q2. 溶接工の平均給与はいくら?Q3. 溶接機にはどんなものがあるのか?Q4. アーク溶接とは?Q5. 溶接記号とは?Q6. 溶接面(マスク)を選ぶときのポイントは何?Q7. 溶接に関する資格は何があるのか?Q8. 溶接にはどんな種類があるのか?Q9. 溶接ビードとは?Q10. レーザー溶接のメリットとデメリットは?必須知見Q1. 溶接とは?溶接とは接合部が連続性を持つように、熱や圧力を加えて部材を接合することを言います。必要があれば溶加材を加えます。コラム 溶接の歴史金属接合(溶接)において、最も古い歴史を有しているのは「鍛接」です。約3000年前の時点で、金属同士をハンマーでたたけば接合すると認知されていました。古代エジプト王のツタンカーメンの棺は紀元前1350年ごろに埋められたとされていますが、棺の中から鍛接された鉄製の装飾品が見つかっています。必須知見Q2. 溶接工の平均給与はいくら?溶接工の平均月収は約33万円程度で、日本人全体の平均給与のやや上です。年代別に示すと、溶接工の平均給与未経験者の初任給15万円~20代25万円30代35万円40代40万円必須知見Q3. 溶接機にはどんなものがあるのか?IMAX60(アイマックス60)画像引用元:http://www.welder.co.jp/first/s1_3.html初心者向け直流アーク溶接機でインバーター制御。手軽さは抜群、アークスタートも優良です。趣味で簡単な鉄製品を作ってみたい人向け。スキル次第ではフェンスや門扉も作成できます。専用溶接棒を使うことでステンレスも加工可能。薄物の板金加工には間違いのない製品です。IMAX120(アイマックス120)画像引用元:http://www.welder.co.jp/first/s1_3.html中級者向け直流アーク溶接機でインバーター制御です。アークスタートはスムーズ、アークは安定しており使い勝手は抜群です。100V/200Vどちらでも使用可能です(入力電圧を感知して自動で切り替わります)。100V・15Aコンセントでも使用可、板金の厚さは0.8mm~3.0mmまで可能です。VICTRON130(ヴィクトロン130)画像引用元:http://www.welder.co.jp/first/s1_3.html上級者向けバッテリー内臓のアーク溶接機でプロフェッショナル仕様です。重さはわずか34kgで、作業場での移動も楽にできます。必須知見Q4. アーク溶接とは?図1:アーク溶接とは アーク溶接は最もメジャーな溶接方式です。①溶接機本体から伸びているトーチにアーク溶接棒を取り付け、②溶接したい箇所にコツコツと当てるとアークスタートするシンプルな手順です。アークスタートの際、溶接棒が母材にくっついてしまうことがあり、初心者にはやや難しいです。溶接の際、母材だけでなく溶接棒も一緒に溶かして溶接する場合は、溶接棒が溶けるたびに交換しなければなりません。アーク溶接のメリット・デメリットメリット①ガスを使わないので風の影響を受けない②ケーブルを延長すれば動かしやすい③屋外での作業にも強い④鉄骨溶接や重機の修理にも良い⑤ボルトとナットの永久接合(溶接止め)にも最適⑥溶接機本体は安価で小型なものが多い⑦ホームセンターなどでも溶接機が売ってるデメリット①厚板を溶接する際は家庭用100Vでは厳しい②薄板を溶接するのは難易度が高く、穴が空いてしまうことも多々③溶接後にはフラックス(黒い残りカスのようなもの)が付着しており、剥がさないといけない④仕上がりが美しくない参考:アーク溶接【基礎】種類と原理!電圧設定・温度分布まで詳細解説必須知見Q5. 溶接記号とは?▲図2:溶接記号の一覧表例 ▲図3:溶接補助記号の一覧表 ▲図4:非破壊検査の記号一覧表  上記の溶接記号は頻繁に用いられる重要項目です。基本知識としてすべて暗記しておくのが望ましいです。参考:溶接記号の一覧【基礎講座】溶接指示を徹底理解!種類と書き方をマスターしよう【質問6】溶接面(マスク)を選ぶときのポイントは何?手持ち型溶接面画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3昔ながらの溶接面です。手持ち溶接面は自動遮光面に比べると圧倒的に安いのですが、両手を使えないため不便です。装着が遅かったり溶接面を丁寧に顔に当てないと、光が目に入る危険性もあります。通常は外側から、素ガラス・遮光ガラス・素ガラスと3枚並べて使用します。外側の素ガラスがスパッタで汚れたら捨てて、内側の素ガラスを外側に装着すれば安上りです。かぶり型溶接面画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3自動遮光面よりも遥かに低価格、両手を使えるのも便利です。初期コストを低くしたい人にオススメです。デメリットは、スパッタによって素ガラスが汚れることです。素ガラスが汚れると交換しなければならず、そのたびにコストが発生します。自動遮光面(ヘルメット取付型・キャップ型)画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3主に自動遮光面に実装されているのは、①明るさを変化させる液晶フィルターと②アークの点滅を検知する光センサです。液晶フィルターは、アーク点灯時に暗くなり、アーク消灯時に明るくなります。視界の明るさを自動的に調整してくれるのが特徴です。手持ち型の溶接面と異なり、作業中常に両手が空きます。 ※自動遮光面には2種類あります。ヘルメットに取り付けるヘルメット型、直接被るキャップ型です。状況によって使い分けましょう。溶接用ゴーグル画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3自動遮光面よりも軽量で、種々のヘルメットと合わせて使用できます。メガネの上からも着用可です。欠点はやや高価なところが挙げられます。 革製遮光面画像引用元:https://www.bildy.jp/mag/weldingmask/#3革製の遮光面は、安価で折りたたんでコンパクトに収納できるメリットが人気です。その一方で、蒸れたり革独特の匂いがしたり、などのデメリットもあります。 必須知見Q7. 溶接に関する資格は何があるのか?溶接に関する資格として有名なものは以下の8つです。溶接の資格①ガス溶接技能者易ガスバーナーを用いて金属を接合するガス溶接を行う際に必要な国家資格です。この資格があることで、初めてガス溶接を行えます。②ガス溶接作業主任者難ガス溶接を行う際、主任として作業スケジュールを決定し、ワーカーに指示を出すための国家資格です。ガス溶接技能者の上位に位置づけされる資格で、実務経験3年以上で受験できます。③アーク溶接作業者易放電現象(アーク放電)を利用して金属をつなぎ合わせる「アーク溶接」を行うために必要な国家資格です。ガス溶接は3,000度ほどの炎を扱うのに対し、アーク溶接は約4,000度です。溶接する部材によって工法が異なります。④アルミニウム溶接技能者普通アルミニウム合金の溶接を行う専門的な知識と技能を認定する民間資格です。アルミニウム溶接は、ガス溶接やアーク溶接よりも難易度が高めです。アルミニウム溶接は自動車関連の現場などで需要が増えており、キャリアを安定させるという面でも有利な資格と言えます。⑤PC工法溶接技能者普通PC(プレキャスト鉄筋コンクリート)工法溶接の技能を認定する民間資格です。コンクリート組み立て建築の溶接現場で活かせます。⑥ボイラー溶接士難ボイラーの製造・改造・修理などの溶接が可能になる民間資格です。1年以上の溶接経験(ガス溶接など一部を除く)があれば受験できます。普通ボイラー溶接士、特別ボイラー溶接士の2種類あります。特別ボイラー溶接士は、普通ボイラー溶接士免許を受けた後、1年以上ボイラーなどの溶接実務があれば受験できます。⑦溶接管理技術者難溶接のスキルと知識だけでなく、施工計画や作業管理能力を有する技術者を認定する民間資格です。溶接技能者の上位資格とされており、官公庁からの工事受注に必要な資格です。特別級、1級、2級の3段階のレベルがあります。⑧溶接作業指導者難指導者的な役割を担う、溶接作業者を認定する民間資格です。溶接部門の班長、溶接工事の現場監督など、溶接作業者や溶接管理技術者に指示を出す重要ポジションを担います。参考:【溶接の資格】種類一覧!費用と取り方&難易度別!プロの溶接工が取っておくべき資格」必須知見Q8. 溶接にはどんな種類があるのか?   溶接は、融接・圧接・ろう接の大きく3種類に分かれます。(1)融接融接は、母材の溶接したい部分を加熱して、母材のみもしくは母材と溶加材(溶接棒)を溶かして接合する溶接です。参考:融接とは?代表的な種類とメリット・デメリットを解説(2)圧接圧接は、機械的な圧力を接合部に加えて接合する溶接です。参考:圧接とは?代表的な種類や特徴、メリット・デメリットを解説(3)ろう接「ろう」と呼ばれる母材よりも融点の低い金属の溶かし、接合面のすきまに流し込んで接合する溶接です。・硬ろう(融点高め)を用いる:ろう付・軟ろう(融点低め)を用いる:はんだ付の2種類があります。参考:ろう付けとは?代表的な種類や特徴、メリット・デメリットを解説必須知見Q9. 溶接ビードとは?「溶接ビード」とは、溶接後の接合部が“みみず腫れ”のようになった箇所を言います。ビードを適切にカット処理することで、製品の見栄えが良くなります。世の中にはビードマニアと呼ばれる、ビードの美しさに魅せられた人たちすらいます。必須知見Q10. レーザー溶接のメリットとデメリット近年、脚光を浴びているレーザー溶接のメリットとデメリットを以下にまとめました。レーザー溶接メリット①歪(ひずみ)が少ない⇒他の工法よりもピンポイントで加熱できるため、短時間で接合可能②光が熱源⇒電流、電圧、磁力などで、製品がダメージを受けにくい③微細な加工⇒他の工法では困難な微細加工も可能④異種材料間の溶接⇒融点の異なる異種材料の溶接が他工法と比較的容易にできる⑤非接触加工ができて、電極をメンテナンスしなくてよい⇒TIG溶接や抵抗溶接ではメンテナンス必須⑥分岐できる⇒レーザ溶接機が1台あれば、複数台の自動機に対応できるデメリット①溶接箇所の精度管理が必要⇒接合部の合金層にブローフォールやクラック等の溶接欠陥が発生しやすい②安全対策を十分に行わないと危険⇒日本工業規格「レーザ製品の放射安全基準」JIS C 6802を推奨まとめ溶接に関する10の知見をまとめました。未経験者はもちろん、ベテランさんも基本知識の確認に本記事をご利用ください。① Mitsuriでのお見積りは案件を公開して待つだけ!② 複数のお見積りが届く! ⇒金額重視or納期重視?ニーズに合うものを選べる!③ 案件の5割以上が1日以内に見積りを取得!溶接のご依頼にお悩みの方は、一度Mitsuriまでご相談ください。下の赤いボタンをクリックして、お気軽にお問い合わせください。

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    【テスト】綾瀬市に行ってきました。

    トップ画像引用元:綾瀬市はじめに先日、日刊工業新聞に次のような記事が載っていました。「町工場競う技能五輪 神奈川・綾瀬市が来月開催」神奈川県綾瀬市で、市内町工場の若手技能者育成を目的とした技能競技大会「あやせ技能五輪」が開かれる。自治体が中小製造業向けの技能大会を主催するのは珍しい。初開催となる今回は溶接作業の技能者を対象に行う。大会の模様は動画共有サイト「ユーチューブ」の市専用アカウントで後日発信する。日ごろ磨いてきた技術力を披露する機会を提供することで若手技能者のモチベーション向上を図り、市内製造業の活性化につなげる。引用元の記事にも書かれていますが、自治体が中小企業向けの技能大会を行うのは珍しいです。調べてみると、綾瀬市に関連した製造業関連企業のメディア掲載もとても多いことにも気がつきました。なぜなんだろう?綾瀬市の取り組みを聞いてみたくなり、訪問させていただきました。引用元:綾瀬市綾瀬市の工業の概要https://www.city.ayase.kanagawa.jp/hp/page000017400/hpg000017338.htm綾瀬市の工業は自動車関連産業が主力であり、2006年の工業統計表(経済産業省発表)をみると、本市における輸送用機械器具の製造品出荷額は、神奈川県内で4位、全国でも43位であることが分かります。 しかしながら、立地企業の大部分が資本金3億円以下及び従業者300人以下の中小企業であり、中でも従業員20人以下の小規模零細企業が多く、今後も県内上位の工業集積を維持しつつ、更なる成長を続けるためには、販路拡大や研究開発力など経営基盤の強化が重要な課題となっています。 そのため、市では平成22年12月に学識経験者・市内工業団体代表者・市内主要企業・関係行政機関等との協働により、今後10年間の本市工業の成長戦略を掲げた「綾瀬市産業振興マスタープラン」を策定しました。 同プランでは、綾瀬市工業の将来像を「持続可能な社会を支える創造的ものづくりネットワーク都市」と設定し、その具現化に向けた主要施策として、「ネットワークづくり」「産業の高度化と新産業の創出」「人材育成」「企業誘致」を掲げています。詳細については、下記関連リンク「綾瀬市産業振興マスタープラン」をご覧ください。工業都市を目指している。「あやせ工場プロジェクト」「綾瀬市工業施策の方向性 ~made in ayase・あやせ工場プロジェクト~ 」ものづくり技術の継承や経済状況による経営難といった問題を抱えつつも、今後の積極的な事業展開(下請けからの脱却等)を図っていきたいという意欲をもった中小企業の「競争力の中核となる独自の技術の活用、高度化、設備導入等の取り組み」に対して、アドバイスやマッチング、更には財政支援などの工業支援サイクルによって総合的な支援を行い、不況や経済事情に左右されない地域企業を育成し、made in ayase 製品を創出していきます。市内企業向け直接支援:1. 事業拡大の支援2. 技術の高度化・高付加価値化への支援3. 技術を活かした販路拡大支援4. 競争力のある技術への支援5. 新規創業・二次創業の支援6. 技術や企業集積を生かした新分野の進出市内企業向け間接支援:1.工業ブランド化支援2.企業間・地域連携3.就労対策様々な支援策が打ち出されていて、本年度に立ちあげたものだけで、10施策。その中の1つが「あやせ技能五輪事業」だったのですね。どの施策も興味深く、取り上げてみたいのですが、ここでは全体の方向性を紹介するにとどめます。綾瀬市工業の将来像:持続可能な社会を支える創造的ものづくりネットワーク都市具体的には、・綾瀬市が一つの工場となり、既存の工場が事業所となる、エコシステムの構築を目指している。あやせ工場『あやせ工匠塾』https://www.city.ayase.kanagawa.jp/hp/page000031500/hpg000031413.htm綾瀬では積極的に、ロケ地 リンク「空飛ぶタイヤ」動画:メイドインあやせ、早く手に取ってみたい。