オイルパンの製作を得意としている工場5選!

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「オイルパンの製作を依頼したいけど、工場がたくさんあるからどこに頼めばいいか分からない…」

「取引のある金属加工メーカーからオイルパン製作の依頼を断られてしまった…」

「現在利用しているオイルパンが破損してしまった…」

車やマシンのオイルを溜める役割の「オイルパン」は、オイルの流出を防ぐ重要な部品です。オイルパンの製作を依頼するにあたり、「どういった基準でメーカーを選べばいいのか」、また、「どの工場がオイルパンを製作しているのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のお悩みを本記事で解決します!今回は、オイルパンの製作を得意としているMitsuriイチオシの加工メーカーを全国から5社ご紹介します。

各メーカーのメリット・デメリットも併せてご紹介していきますので、これからオイルパン製作の依頼を検討されている方はぜひ一読ください。


オイルパンの製作工程

まずは、製缶板金の代表的な製品であるオイルパンの製作工程について見ていきましょう。オイルパンの製作方法には、主に①プレス加工にて製作する方法と、②製缶板金加工にて製作する方法の2つがあります。それでは、それぞれの方法について解説していきます。

①プレス加工

プレス加工では、深絞り加工にてオイルパンを製作します。プレス加工は、短時間で加工ができるため、大量生産する場合には適していますが、小ロットの場合には一個あたりの製品コストが高くなってしまうので適していません。また、深絞り加工では、シワや割れが発生する可能性も高く、注意する必要があります。


②製缶板金加工

製缶板金加工にてオイルパンを製作する方法は、小ロットでの生産に向いています。また、一般的にプレス加工では厚板を用いた加工が難しいと言われますが、製缶板金加工では、薄板から厚板まで幅広い材質に対応することが可能です。製缶板金加工でオイルパンを製作する加工工程は、次のようになります。

製缶板金加工での加工工程

①設計・図面展開

②せん断加工

③タレパン加工

④バーリングタップ加工

⑤曲げ加工

⑥溶接加工

⑦仕上げ加工

そして、全ての加工を行った後には出荷前検査を行い、出荷となります。出荷前検査の項目としては、寸法検査、員数検査、目視による外観検査などが挙げられます。なお、オイルパンは、絶対に水漏れがないことが要求される製品であるため、欠陥(傷やクラック)や歪みの有無の確認が重要とされています。

参考記事

板金加工については、以下の記事でさらに詳しく解説していますのでご覧ください。

【板金加工】専門家が教える板金加工の「特徴・種類・材料」について!

 井上商事株式会社

引用元:井上商事株式会社

①会社概要

本社:福井県福井市日之出2丁目1番6号

TEL:(0776)27-8380/FAX(0776)27-4581

創業年:昭和22年

加工:プレス加工、旋盤加工、切断加工

素材:アルミニウム、ステンレス

URL:https://www.inoue-s.co.jp/

②会社紹介

井上商事株式会社は創業70年を超える福井県の老舗加工メーカーです。主に、アルミを使用した建物に関わる資材の施工・販売を行っており、その確かな技術から、官公庁や病院など数多くの施工実績があります。特に、自社開発の「シルバーライン」は40年以上の耐用年数を誇るアルミ製品です。

③メリット・デメリット

福井県に本社を構えていますが、工場や支店を関東圏や関西圏、東北など計15か所に設けています。そのため、地方への対応も可能です。

一方、アルミニウムの加工を得意とした業者のため、その他の素材については加工が難しい場合があります。ご不明な点があれば、ぜひMitsuriまでお問い合わせください。

株式会社ミツヤ

引用元:株式会社ミツヤ

①会社概要

本社:富山県小矢部市藤森5025番地

TEL:(0766)69-1100/FXA(0766)69-7750

創業年:平成4年

加工:プレス加工、レーザー加工、旋盤加工

素材:ステンレス、アルミニウム、鉄

URL:http://www.kk-mitsuya.com/

②会社紹介

富山県に本社を構える株式会社ミツヤは、40台以上の加工設備を保有しているメーカーです。溶接やプレス、旋盤など様々な加工に対応しています。

③メリット・デメリット

株式会社ミツヤでは設計から製作、据付までを自社で一貫して行っています。そのため、低コスト、短納期での納品が可能です。「以前、他メーカーで依頼した際に思っていたよりもコストがかかってしまった・納期について不安が残った」、という方は、ぜひ一度ご相談ください。

ただし、製品のロット数によっては対応していない場合があります。事前の問い合わせの際には、ぜひMitsuriをご利用ください。

④製品事例

株式会社ミツヤの製品事例をご紹介します。

大型オイルパン

ステンレス製オイルパン

株式会社中本鉄工

引用元:株式会社中本鉄工

①会社概要

本社:石川県金沢市湊3丁目8番地

TEL:(076)238-5111/FAX(076)238-4325

創業年:昭和42年

加工:曲げ加工、溶接、塗装、レーザー加工

URL:http://www.nakamototekkou.co.jp/

②会社紹介

株式会社中本鉄工は、精密シートメタル・板金加工を主業務とした金属加工メーカーです。石川県に本社を構えています。こちらの企業は、品質と環境には強いこだわりがあり、特に、「品質」については国際認証を取得しています。

③メリット・デメリット

極少から大量ロットまで幅広くカバーできる加工メーカーです。そのため、「発注数によって依頼した工場に断られた」という方はぜひお問い合わせください。石川県の企業ですが、関西や関東など県外への納品にも対応しています。

精密シートメタル加工に特化したメーカーであるため、その他の素材については対応が難しい場合があります。少しでもご不明な点があれば、ぜひMitsuriまでお問い合わせください。

 株式会社協和工業

引用元: 株式会社協和工業

①会社概要

本社:秋田県にかほ市象潟町字源蔵潟1番地16

TEL:(0184)43-2211/FXA(0184)43-4564

創業年:昭和24年

加工:プレス加工、旋盤加工、鏡面研磨、切削加工

素材:ステンレス、鋼板、スチール、

URL:http://kyowa-i.co.jp/

②会社紹介

株式会社協和工業は、創業70年と大変歴史のある秋田県のメーカーです。工場内には50以上の加工設備を保有しています。

③メリット・デメリット

小ロットに対応しており、1個からの納品が可能です。試作も承っています。また、スピーディーな納期にも対応しているため、「特急での対応をお願いしたい」という方は、ぜひ株式会社協和工業へお問い合わせください。

一方、秋田県にある企業のため、地方によっては納品が難しい場合もあります。ご依頼の際には一度確認することをおすすめします。

④製品事例

オイルパン

薄板オイルパン

まとめ

今回はオイルパンの製作を得意としている工場を5社ご紹介しました。それぞれのメーカーごとに強み・弱みがあることが分かっていただけたのではないでしょうか。本記事があなたの金属加工メーカー選びの参考になれば幸いです。

また、オイルパンの製作についてお悩みの時は、ぜひMitsuriまでご相談下さい。

Mitsuriでは、オイルパンの製作に限らず、素晴らしい加工技術を持った全国各地の金属加工メーカー様とお付き合いをさせていただいています。現在、協力企業は140社以上ございます。そのため、お客様にとって最適な加工方法や素材選択のお役に立つことが可能です。

オイルパンの製作でお困りの際は、ぜひMitsuriにお申し付け下さい!