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切削加工

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    筐体製作を得意としている工場5選!製作の流れや事例についても解説!

    「筐体の製作を依頼したいけど、業者が多すぎてどこに頼めばいいか分からない・・・」「取引のある金属加工メーカーから筐体製作の依頼を断られてしまった・・・」筐体とは、広義では「機械を収める箱」を意味しており、スマートフォンやパソコンのケース、自動車や飛行機の外板など、身近なところで使用されています。筐体の製作を依頼するにあたり、「どういった基準でメーカーを選べばいいのか」、また「どの工場が筐体を製作しているのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事は、そんなお悩みをお持ちの方必見!板金筐体の製作を得意としているMitsuriイチオシの加工メーカーを全国から5社、ご紹介します。また、筐体の製作でよくある悩みや筐体製作の流れについても解説します。これから筐体製作の依頼を検討されている方はぜひ一読ください。株式会社浜野製作所引用元:株式会社浜野製作所①会社概要本社:東京都墨田区八広4-39-7TEL:03-5631-9111FAX:03-5631-9112創立:昭和53年9月加工:各種装置・機械の設計開発、架台・筐体設計・製作、精密板金加工 などホームページ:https://hamano-products.co.jp②会社紹介株式会社浜野製作所は、東京都墨田区に位置する、設計・開発・OEM、板金・プレス・機械加工・溶接を行う会社です。③メリット・デメリット3次元CADを活用して、設計・開発から実際の製造まで、お客様のニーズに合わせた一貫生産が可能です。また、長年の金属加工実績を活かして、製品の加工性やメンテナンス、コスト面に考慮した最適な機械設計を行います。ただし、特急対応については、可能かどうか、事前に確認することをおすすめします。確認の際には、ぜひMitsuriまでご相談下さい。④製品事例株式会社浜野製作所での製品例はこちらです。医療用伝送パネル筐体半導体製造装置筐体卓上型Kiosk端末有限会社田中金属引用元:有限会社田中金属①会社概要本社:千葉県市川市塩浜3-27-21TEL:047-395-6300FAX:047-395-0885設立:1987年10月加工:板金設計、精密板金加工、各種溶接加工、機械加工 などホームページ:http://www.tanaka-kinzoku.co.jp②会社紹介有限会社田中金属は、箱崎JCTまで15分という東京都内への良好なアクセス条件をもとに、板金設計を行い、高品質・高精度な製品を製作する会社です。③メリット・デメリット3DCADを積極的に活用しているため、図面の出図は不要で、3Dデータがあれば板金製造設計を行い製造します。もちろん、従来通りの図面からの製作も可能です。また、工場内主要機械を全てネットワーク化し、無駄の無いスピーディーな製造を行っています。しかし、短納期をご希望の場合は事前に確認する必要があります。④製品事例有限会社田中金属での製品例はこちらです。通信ラック医療機器関係飲料水サーバー筐体株式会社加藤製作所引用元:株式会社加藤製作所①会社概要本社:岐阜県中津川市駒場447番地の5TEL:0573-65-4175FAX:0573-65-4177創立:昭和29年5月加工:家庭電気器具部品、自動車部品、騒音防止機器(防音壁、消音機)、航空機部品の製造 などホームページ:https://order-kyotai.com②会社紹介株式会社加藤製作所は、岐阜県に位置しており、工業用の板金ケース・金属カバー・筐体・ドレンパンの製作を行う会社です。③メリット・デメリット板金加工から組立・塗装まで一貫対応が可能です。また、最新鋭設備による24時間生産体制が整っており、品質・コスト・納期すべてに納得できる製品を安定に供給します。その他、単品から量産まで製作対応可能です。一方、岐阜県にあるメーカーのため、地方によっては納品に対応していない可能性があります。④製品事例株式会社加藤製作所での製品例はこちらです。電子機器用放熱ケース室内埋め込み空調用ケース家電用ケース有限会社双明通信機製作所引用元:有限会社双明通信機製作所①会社概要本社:東京都西多摩郡瑞穂町殿ケ谷809-3TEL:042-557-8470FAX:042-557-8465設立:1959年8月加工:計測機器・制御機器の組立検査、部材調達、受託開発、機構・精密板金加工 などホームページ:http://www.so-mei.co.jp②会社紹介有限会社双明通信機製作所は、筐体設計・材料調達・精密板金・組立・検査・ケースの設計、製作を行う会社です。③メリット・デメリット50年間培った技術をベースに多品種・少ロットに対応し、試作から量産品まで高い品質とスピードにて対応が可能です。手のひらサイズから電子レンジほどのサイズの筐体の作成が得意なメーカーなので、大型の製品については対応可能かどうか事前に確認した方が良いでしょう。④製品事例有限会社双明通信機製作所での製品例はこちらです。充電器ケースFAPCケース(産業用PCケース)1ボードコンピューター多摩電子株式会社引用元:多摩電子株式会社①会社概要本社:神奈川県相模原市緑区橋本台3-2-26TEL:042-773-7761FAX:042-773-7762設立:1966年9月素材:精密板金加工、各種板金筐体、部品の設計及び製作 などホームページ:http://www.tama-denshi.co.jp②会社紹介多摩電子株式会社では、精密板金、板金加工、各種溶接を行い、架台、筐体、パネル、ラックの製造を行います。③メリット・デメリットVA(Value Analysis:価値分析)/VE(Value Engineering:価値工学)提案を行うことで、工数を削減でき、さらに短納期での対応ができると同時に、コスト削減も可能です。また、3年に1回、技術力のチェックを行う社内制度があり、技術の水準を高いレベルで維持しているため、精度の高い製品を作ることできます。ただし、特急対応については、可能かどうか、事前に確認することをおすすめします。確認の際には、ぜひMitsuriまでご相談下さい。④製品事例多摩電子株式会社での製品例はこちらです。自動改札用ボックス(ステンレス製)自動改札用ボックス(ステンレス製)小型ケース(クロムフリー製)Mitsuriは筐体の製作を依頼できる多数のメーカーと提携しています。お気軽にお問い合わせください。筐体製作でよくある悩み筐体の製作をするにあたって、次のような悩みが挙げられます。筐体に使用する材料の選定について筐体も含め、板金加工製品においては、用途やスペックに応じた材料の選定を行うことが重要になります。多種多様の材料から、一つの材料を選び設計するのは難しく、悩みの種になることもあります。一般的に、筐体板金には硬くて割れにくく、比較的入手しやすいという特徴を持つ鉄系材料(SECC-P、SECC-C、SPCC-SD、SPHC、SGCCなど)がよく使用されます。また、海が近い塩害地域で屋外で使用する場合には、ステンレス材(SUS304、SUS316、SUS430など)を用いて、腐食対策がなされます。その他にも、筐体を軽量化したい際にはアルミ(A1100、A5052など)を用いることで、重量を鉄系材料の1/3にカットできます。筐体板金の設計における位置決めについて筐体など、板金加工の溶接組立において、部品の位置決めは意外と難しいといわれています。例えば、スポット溶接のような板金と板金を重ねる接合の場合、穴とそれに対応した突起部分(ハーフパンチ)を組み合わせて位置決めをする方法がありますが、外観部分に穴や凹みができてしまいます。他にも、スポット代がなくスポット溶接が困難な場合、長方形の穴を開けて相手部品を差し込むという方法もありますが、この方法でも外観に影響が出てしまいます。このように、外観に直接影響を与えてしまうため、位置決めは難しく、外観面に配慮する必要がある場合には、影響の出ない位置決め方法を模索する必要があります。筐体板金においてメッキを施す際の設計についてメッキを施す際には、それによって引き起こされる不良を未然に防ぐため、注意して設計・製造を行う必要があります。メッキ加工は、メッキ液に製品を浸し、電気を流すことで表面にメッキが施されます。その後、洗浄・乾燥を行いますが、十分に洗浄されていない場合、メッキ液が製品の隙間に残存してしまいます。それによって、製品の腐食・変色を引き起こすこともあります。その対策として、例えば、スポット溶接にメッキを施す場合は、溶接後に製品のメッキを行わず、子部品にメッキ加工を施し、メッキ加工した部品同士をスポット溶接することでトラブルを未然に防ぐことができます。Mitsuriは筐体の製作を依頼できる多数のメーカーと提携しています。筐体の設計・製作でお困りの場合は、ぜひMitsuriまでご相談下さい。筐体製作の流れ一般的に、板金で筐体を製作する場合は次のような工程が存在します。設計コスト・生産リードタイムなどを考慮し、設計を行います。加工者にも設計者の意図が伝わりやすい図面の作成が重要となります。抜き穴加工やブランク加工と呼ばれる工程です。筐体製作には、主にタレパン加工、レーザー加工、金属プレス加工、エッチングなどの加工方法が用いられます。曲げベンディング加工とも呼ばれる工程です。ベンディングマシン(ベンダー)と金型を使用して板材を曲げます。その曲げの形状によって、L字曲げ、Z曲げ、コの字曲げなどのさまざまな種類が存在します。溶接曲げ加工によって成形を行った金属板同士を接合し、組み立て成形する工程です。板金の材質や板厚に合わせて適切な溶接方法を選択します。他工程筐体のような板金加工品は、複数の部品から構成されているため、ビスやネジ、スタッド、カシメを用いた組立作業が必要になります。その他にも、バリ取りや溶接によって発生した歪みを取る作業も行われます。塗装・表面処理部品の表面に塗装処理を施すことで塗膜を形成させ、防錆・断熱・耐熱など必要な機能を付与します。検査図面通りの材質・寸法が用いられているか、また部品同士の干渉が無いかを確認します。他にも、塗装膜厚検査、取付部品の員数検査なども行い、品質に問題がないことを確認して出荷・納品を行います。参考記事板金加工については、以下の記事でさらに詳しく解説していますのでご覧ください。⇒【板金加工】専門家が教える板金加工の「特徴・種類・材料」について!筐体製作を依頼するならMitsuri!筐体は、私たちの身の回りの機器や家電をはじめ、乗り物、建物、オフィスで使用される情報機器など、あらゆる機械に用いられています。筐体設計は機械設計の一部でもあるため、機械によって求められる設計内容が大きく異なることもあります。そのため、筐体の製作には多くの知識を要し、製作を依頼する際には信頼できるメーカーを選定することも重要となります。筐体の製作についてお悩みの時には、ぜひMitsuriにご相談ください。日本全国で140社以上のメーカーと提携しているため、きっとご希望に沿うメーカーが見つかるでしょう。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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    板金の板厚で迷ったら!材質別に対応可能な板厚一覧

    板金には、鉄、ステンレス、アルミなど様々な材質があり、それぞれ用途に応じて適切な材質を選ぶことが重要となります。加えて、材質とともに選定しなければならないのが板金の板厚、そしてサイズです。とはいえ、一つの材質をとっても数多くの板厚・サイズがあり、その選定に迷う方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みをお持ちの方のために、本記事では加工メーカーで一般的に対応可能な板厚・サイズについて、材質別に表にまとめて詳しく解説しています。メーカーへ発注する前の板厚・サイズ選びの参考にしてみてくださいね。板金の板厚対応可否表各材料には様々な厚みの板金がありますが、市場品として入手しやすい板厚というものが存在します。まず、板金加工メーカーで一般的に対応可能な板厚について、材質別にまとめた表を見てみましょう。<各板金加工材料での板厚対応可否表 >引用元:株式会社東海進研表を見ると、材料によっては入手しにくい板厚があったり、さらに同じ材質であっても種類や番手によって手に入りやすい板厚が異なるということがわかりますね。また、加工メーカーで対応してもらいやすい、流通性のある板厚を事前に確認しておけば、発注までの時間のロスを減らせます。さらに、市場品として入手しやすい板厚を選定することで、材料費のコストダウン、加えて欠品のリスクも低いため、材料を調達するまでのリードタイムの短縮が可能となります。鉄系一般的に鉄系の材料は最も幅広い用途で用いられる材料で、流通性が高く、入手しやすいといえます。例えば、家電や自動車の外板として使用されるSPCC(冷間圧延鋼板)では、特に1.6mm、2.0mmで流通性がよく、供給が安定しています。参考記事鉄板の板厚選びについては以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。⇒鉄板の板厚選びならこのページだけで解決!材料別に解説!ステンレス系ステンレスにも様々な鋼種がありますが、中でもSUS304が板金加工材料として最もよく使用され、特に1.5mm、2.0mm、3.0mmが流通性の高い板厚となります。また、SUS304にはバネ材、SUS304CSPがあります。主に薄板が中心で、0.1mm単位の板厚で入手可能です。<SUS304CSPの板厚対応可否表 >引用元:海内工業株式会社アルミニウム系アルミニウムには、主に1000番手系~7000番手まで存在し、合金の種類によっては手に入りにくいものがあります。数あるアルミ板の中でも、最も代表的な材料がA5052で、耐食性、溶接性、成形性に優れており、加工しやすい材料といえます。特に入手しやすい板厚は、0.8mm、1.0mm、1.5mm、2.0mm、3.0mmとなります。各材質別に流通性の高い板厚について見てきました。しかし、加工メーカーによって取扱い可能な板厚、得意とする板厚は異なるため、用途に応じて適切な加工業者を選ぶことも重要となります。Mitsuriは板金加工を依頼できる多数のメーカーと提携しています。お気軽にお問い合わせください。板金のサイズ対応可否表板金の板厚によって市場への流通性に差があることを見てきましたが、板金のサイズ(縦横寸法)にも同様のことがいえます。では、板金加工メーカーで一般的に対応可能な板のサイズを一覧にまとめましたので、見てみましょう。<各板金加工材料でのサイズ対応可否表 >板金加工に使用される材料には規格で決められた寸法が存在し、そういった板材は「定尺板」と呼ばれ、市場に多く流通しています。定尺板について主な定尺板の種類についてもう少し詳しく見てみましょう。<市場に多く流通している定尺サイズ>定尺板の中でも、次の3つが特に流通性の高い定尺サイズとなります。①3’x 6’(サイズ:914mm x 1,829mm):サブロクSPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板に適用されている定尺サイズです。鉄板では、最も流通性の高い定尺寸法となります。なお、ステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板等にはこの定尺サイズは存在しません。②1’x 2’(サイズ:1,000mm x 2,000mm):メーター板主にステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板などに適用されている定尺サイズです。鉄板にはこの定尺サイズは存在しません。③4’x 8’(サイズ:1,219mm x 2,438mm):シハチSPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板だけでなく、ステンレス鋼板、アルミ板、銅板、真鍮板にも適用されている定尺サイズです。サブロクの定尺板(3’x 6’)やメーター板(1’x 2’)ではカバーしきれない、大型の加工品に用いられます。<市場流通性の低い定尺サイズ>その他、流通性があまり高くない定尺サイズの一部がこちらです。①3’x 8’(サイズ:914mm x 2,438mm):サンパチ一般に、SPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板にのみ適用されている定尺サイズです。ステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板などにはこの定尺サイズはありません。ただし、市場流通性が非常に低い定尺サイズです。②5’x 8’(サイズ:1,524mm x 2,438mm):ゴハチ一般に、SPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板にのみ適用されている定尺サイズです。ステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板などにはこの定尺サイズはありません。ただし、市場流通性が非常に低い定尺サイズです。③5’x 10’(サイズ:1,524mm x 3,048mm):ゴトウ(ゴットウ)4×8(シハチ)と同様の鋼板に適用されている定尺サイズですが、一般には銅板と真鍮板には使用されません。また、かなり大きな定尺なので、大型の製品に用いられることが多いのですが、このサイズの加工を行える機械は限られています。流通性の高い定尺板のサイズを念頭に製品の設計を行うことで、歩留り良く板取りができるようになり、材料費のコストダウンにもつながります。Mitsuriは様々なサイズの板金加工を依頼できる多数のメーカーと提携しています。お気軽にお問い合わせください。まとめ本記事では、板金加工メーカーで一般的に対応できる板厚・サイズについて解説しました。市場流通性の高い板厚、そして定尺サイズを用いることで、板厚やサイズ調整に必要な無駄な加工が省け、結果的に材料費のコストダウン、さらには生産リードタイムの短縮にもつながります。しかし、加工メーカーによって対応ができて、かつ得意とする板厚・サイズは異なります。そのため、用途に応じて加工業者を選定することが必須となります。メーカーを選ぶ際には、ぜひMitsuriにご相談ください。日本全国で140社以上のメーカーと提携しているため、きっとご希望に沿うメーカーが見つかるでしょう。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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    ステンレス耐熱温度を種類別に専門家が解説!

    鉄より錆びにくく、耐食性が高いことから多くの現場で使用されているステンレス。ステンレスの加工を行う際には、その素材がどれだけの温度に耐えられるかどうかを知ることが大切です。ステンレスにも種類があり、それぞれ耐熱温度が異なります。ステンレスの種類に応じて向き不向きがあるため、事前に耐熱温度を知っておくと失敗のない素材選びをすることにつながります。今回は、各種ステンレスの耐熱温度と、それに関連したステンレスの特徴についてご紹介します。ステンレス耐熱温度ステンレスとは、英語表記の「stainless steel」をそのまま日本語として転用したものです。直訳すると錆びない鉄鋼となりますが、実際には錆びにくい鉄鋼という理解が正しくなります。SUHと略される耐熱鋼と違い、ステンレス(SUS)はあくまで常温の環境下における耐食性を高めることを目的として作られています。そのため、ステンレスは特別な耐熱性を持ち合わせているわけではありません。とはいえステンレスの一般的な耐熱温度は700℃~800℃。とりわけ900℃以上の環境で使用されることはありません。最低でも500℃前後は保障されていますので、一般的な利用範囲内でしたら安心です。ここでは各種ステンレスの耐熱温度をご紹介します。金属の耐熱性は様々な面から考察されるものですが、この記事における「耐熱温度」とは、高温下(700℃~800℃)における金属の引っ張り強さとします。オーステナイト系オーステナイト系とは、比較的加工がしやすく、耐食性にも優れたバランスの取れたステンレスです。通常の鉄鋼に加え、耐食性を持たせるクロムと金属組成を安定させるためのニッケルを含んでいます。幅広い耐食性を持っていることから、雨風にさらされる製品の素材として利用されることが多いです。具体的には、バネ、ベルトコンベア、プラント、工業炉などです。耐熱温度ですが、600℃あたりまではフェライト系とマルテンサイト系の中間程度の強度ですが、600℃以上では他のステンレスと比較して最も耐久性があります。参考:オーステナイト系ステンレス鋼の基礎知識まとめフェライト系フェライト系とは、ニッケルを含んでいないことが特徴のステンレスです。ニッケルが含まれていないことから金属の表面を保護する膜が形成されず、耐食性や強度は他のステンレスに劣るものの、その分廉価で制作することができます。それでもステンレスとしての最低限の耐食性は備えているため、キッチン用品をはじめとして幅広い用途で利用されています。具体的には、家電部品、ボルト・ナット、食品機器、自転車リムなどです。強い磁性を持っていることが特徴で、磁石にくっつくかどうかで素材を判別することがあります。こちらの耐熱性についてですが、300℃~400℃付近での耐熱性が比較的高めなものの、500℃以上で急激な低下が起こります。参考:フェライト系ステンレス鋼の基礎知識まとめマルテンサイト系マルテンサイト系とは、後から再度焼入れをすることで強度を増すことができる特徴を持つ種類です。ステンレスの中では炭素の含有量が多く、クロムが少なめの構成です。そのため他のステンレスに比べ強度を意識した組成となっており、耐食性よりも強度を重視したい製品で多く利用されます。具体的には、刃物、バルブ、ブレーキ、ベアリング、タービンブレードなどです。耐熱温度については、500℃までは他のステンレスに比べ高強度ですが、それ以上の温度になると耐熱性は急激に低下します。参考:マルテンサイト系ステンレス鋼の基礎知識まとめ析出硬化系析出硬化系とは、焼戻しの処理を施すことでより硬度を増したステンレスの種類です。通常のステンレスで用いる炭化物の代わりに、金属間化合物を使用していることが特徴で、他のステンレスに比べ製造に必要な工程が多くなるため価格が高くなってしまいます。ただし、その分性能が高く、高級な製品の素材として利用されることが多いです。具体的には、シャフト、タービン、スプリング、計器部品などに利用されます。常温帯(主に550℃以下)を想定して作られた素材のため、他のステンレスと比べ耐熱温度は低めになっています。具体的には、500℃までは高い強度を示すものの、それ以上になると急激に低下します。参考:析出硬化系ステンレス鋼の基礎知識まとめMitsuriでは、日本全国に250社以上の協力企業がございます。そのため、ご要望に合わせて適切な工場をご紹介することができます。ステンレスの耐熱温度でお困りの際は、ぜひMitsuriにご相談ください。その他ステンレスの特徴についてここでは、改めてステンレスがどのような金属かを説明すると共に、耐熱性以外のステンレスの特徴についてご紹介します。日本工業規格(JIS)では、鉄に10.5%以上のクロムを添加しており、かつ炭素の含有量が1.2%以下の鉄鋼をステンレス鋼と定義しています。クロムを添加する目的は、錆に強くすることです。クロムを添加することで不動態皮膜という金属を保護する薄い膜が表面上に現れます。この膜があることで、金属を錆から守ってくれます。ただし、錆に強いといっても特定の状況下では膜がはがれることがありますので、完全に錆びないわけではありません。不動態皮膜は傷ついても、クロムと周囲の酸素が結合して、ある程度は修復されます。完全ではないとはいえ、錆に対する強さと再生力がステンレスの一番の強みです。また、ステンレスは他の金属に比べ熱伝導率が低いという特徴があります。ステンレス協会のホームページによると、同じ条件下で熱伝導率を比較した際に、銀は4.12 (W/m・℃)×10-2、銅は3.71 (W/m・℃)×10-2、アルミニウムは1.95 (W/m・℃)×10-2、ステンレスは0.26~0.16 (W/m・℃)×10-2の数値を出したとのことです。この熱伝導率の低さと耐食性が組み合わさることにより、ステンレスの使用用途に幅が生まれます。熱伝導率の比較ステンレス…0.26~0.16 (W/m・℃)×10-2銀…4.12 (W/m・℃)×10-2銅…3.71 (W/m・℃)×10-2アルミニウム…1.95 (W/m・℃)×10-2たとえば、フライパンの焼き面を鉄、取っ手の部分をステンレスにすることにより、熱が焼き面に熱が伝わりやすくしつつも、取っ手まで熱が伝わりにくいように工夫することができるのです。それだけではありません。ステンレスは、加工がしやすく、安く生産できるため、多くの製品に使用しやすいメリットがあります。具体的には、土木工事で使用される基礎組み、包丁や鍋などのキッチン用品、冷蔵庫や洗濯機などの家電類、バネ等の工業用品などがあげられます。リサイクルしやすいこともステンレスのメリットです。ステンレスをリサイクルする際にはスクラップとして回収されるのですが、そのスクラップは錆びにくく、種類の判断が簡単で、スクラップ素材としての価値が高く、リサイクルの手順がシンプルです。そのため、再利用がしやすいという点を考慮するとステンレスは比較的環境にやさしい素材だと言えます。ステンレスは、業者による買取も行っています。ボルトやナット、ゲームセンターのメダル、浴槽やかご、流し台など、ステンレスでできている製品であれば業者に引き取ってもらうこともおすすめです。他にも、表面仕上げの方法が豊富なこともステンレスの大きな特徴です。ステンレスは多くの表面仕上げの方法があり、用途や顧客の希望に応じて柔軟に表面仕上げをすることができます。具体的には、光沢を出すか出さないか、仕上がりの目が粗くするのか、細かくするのか、反射率を高くするのか、低くするのかといった調節が可能です。参考:【ステンレス加工】ステンレスの加工方法や加工実績につい徹底解説!!ステンレスの耐熱温度まとめ今回は、耐熱温度を中心としたステンレスの特徴についてご紹介しました。ステンレスは耐熱性に優れているだけでなく、耐食性、リサイクルのしやすさなど多くの利点を持っています。ただしそれぞれの製品に応じて向いている素材は異なるため、ステンレス製の加工製品を利用する場合には用途に合わせて素材を使い分けることが大切です。Mitsuriでは、日本全国に250社以上の協力企業があるため、ご要望に合わせて適切な工場をご紹介することができます。ステンレスでお困りの際は、ぜひMitsuriにご相談ください。

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    真鍮にメッキをする前の注意点!向いているメッキ処理についても解説!

    今回は真鍮とメッキについて詳しく解説していきます。真鍮とは黄銅ともよばれる、銅と亜鉛の合金で、導電性が非常に高く、また加工性も優れており、広く使われている素材の一つです。その優れた素材の真鍮にも表面が酸化により錆びたり黒く変色するというデメリットがあります。その対策としてメッキ処理が必要になります。真鍮にメッキをする際の注意点現在では、真鍮にはさまざまなメッキ処理が施されています。素材の特性やメッキの特性、組み合わせ、またメッキ前の洗浄工程でも注意点が多くみられます。今回はその中から、主な注意点を紹介します。アルカリ焼け引用元:株式会社 K&Kメッキの前処理工程では脱脂処理は必須です。脱脂剤の中で、pHの高い液に長時間浸漬するとアルカリ焼けの原因になります。上の画像に記されたPH値では、pH7~10では変色が見られませんが、pH11より変色が始まり、pH13.1では真っ黒にアルカリ焼けしています。アルカリ焼けを起こしたままメッキ処理を行うと、メッキ剥がれを起こす原因になるため注意が必要です。エッチングエッチングは、メッキ前工程の洗浄で発生する腐食のことです。メッキ前工程では、メッキを付きやすくするため、素材の活性化が不可欠で、その際に複数の酸が使用されています。真鍮に含まれる銅や亜鉛は塩酸に非常に弱く、腐食を進めます。エッチングされた状態のままメッキを施すと、密着不良、膨れ、剥がれの原因になります。ストライクメッキ真鍮は錆びにくい特徴を持った素材ですが、酸化被膜が発生します。酸化被膜に覆われるとメッキとの密着が悪くなりメッキ剥がれの原因に繋がります。メッキの密着を強化するためストライクメッキ(下地メッキ)を施し、素材とメッキの密着性を高めます。ストライクメッキにはさまざまな種類がありますが、その中でも銅、ニッケルによるストライクメッキがよく知られています。真鍮に向いているメッキ処理メッキの向き不向きについては、メッキ業者さんの技術にも左右されます。真鍮と相性の良いメッキは数多くありますが、その中でも一般的に多く使われているメッキを紹介しますので参考にしてみて下さい。無電解ニッケルメッキ無電解ニッケルメッキは”カニゼンメッキ”とも呼ばれています。下地メッキが不要とも言われ、真鍮とメッキの相性は非常に良いです。特徴としては、メッキの膜厚を管理することができ、複雑な形状や穴の内部に関しても均一に処理する事が可能な点です。電気メッキ電気メッキはさまざまなメッキがありますが、全般的に電気メッキと真鍮の相性は良いとされています。電気メッキの特徴としては、比較的に安価であり、また真鍮に欠けている、耐食性、耐摩耗性、また外観の見栄えを良くすることができます。まとめ真鍮とメッキについて詳しく説明してきましたが、いかがでしたか。近年では、真鍮も多種多様な用途が開発され、またそれと同様にメッキについても日々研究開発されています。素材や処理方法など、組み合わせや、機能が幅広いことから、全てを説明することはできませんが、メッキ選びの参考にしていただければと思います。

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    アクリル樹脂焼付塗装のメリット・デメリットについて専門家が解説!

    アクリル樹脂は、透明性や屈折率が高く、衝撃にも強いことが知られています。そのため、ガラスの代用品として日用品や乗り物の窓、道路標識など幅広く用いられています。実は、アクリル樹脂が焼付塗装に用いられる焼付塗料としても活躍していることはご存知でしょうか?そこで、今回の記事では、アクリル樹脂焼付塗装が何かというところからメリット・デメリット、また製品事例についてもご紹介していきます。「アクリル樹脂焼付塗装ってなに?」と思われている方はもちろん、アクリル樹脂焼付塗装の依頼を考えている方にも参考にしていただける記事ですので、ぜひ目を通していただきたいと思います。アクリル樹脂焼付塗装とはまず、焼付塗装についてご説明します。「塗装」と聞くと、色を付けることを思い浮かべる方が多いと思います。ですが、一般的には材料の表面に塗料を塗ることを指します。焼付塗装とは、焼付塗料に熱を加えて硬化させることによって塗装する方法です。そのため、焼付塗料とは熱を加えると硬化し、その後温度を変化させても個体の状態を維持し続ける熱硬化性を持つ樹脂でないといけません。また、加える熱は使用する樹脂によって異なりますが、100℃以上の熱を加えなければならないので、この高温に耐えることができる材料(主に金属)にのみ塗装することができます。そのため、焼付塗料として用いられることが多いのはメラミン樹脂やフッソ樹脂、そして今回ご紹介するアクリル樹脂です。アクリル樹脂を用いたアクリル樹脂焼付塗装は、一般的に用いられるメラミン樹脂焼付塗装と比べて耐候性や耐薬品性に優れているため、1ランク上の仕上がりになります。そのため、屋外だけでなく屋内用途にも用いることができます。ですが、注意点が1つあります。アクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装より高温の140℃~180℃で20~30分ほどの加熱乾燥が必要であるため、技術が必要になりすべての業者が扱っているわけではないです。アクリル樹脂焼付塗装を依頼するときには注意してください。メラミン樹脂焼付塗装との比較アクリル樹脂焼付塗装が、最も一般的な焼付塗装法であるメラミン樹脂焼付塗装と比較してどのような違いがあるのか見ていきましょう。●ガラス質であるアクリル樹脂焼付塗装とメラミン樹脂焼付塗装は共にプラスチックですが、アクリル樹脂焼付塗装はガラス質で高級感のある光沢を持ちます。●焼付温度が高いため耐熱性に優れる上述したように、アクリル樹脂焼付塗装では、焼付に140℃~180℃程度の高温が必要となるため、110℃~160℃程度で焼付可能なメラミン樹脂焼付塗装よりも焼付温度が高いです。そのため、耐熱性は、アクリル樹脂焼付塗装の方が高いと言えるでしょう。●初期コストが高いアクリル樹脂焼付塗装は、施工コストと塗料の価格が共にメラミン樹脂焼付塗装よりも高いです。●長持ちするため長期的コストは低い引用元:ナサ工業株式会社アクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装より、耐候性・耐食性・耐汚染性・耐薬品性に優れています。そのため、アクリル樹脂焼付塗装の方が長持ちし、長期的なコストは低いと言えるでしょう。なお、上の写真は、駅舎の設備部品で、ステンレスにアクリル樹脂焼付塗装を施したものです。●屋外使用に耐えるメラミン樹脂焼付塗装は、紫外線に弱く、年数が経つと退色が生じる上、表面に粉が吹いたような状態となるチョーキングが発生することがあります。一方、アクリル樹脂焼付塗装にはこのような経年劣化は起きないため、アクリル樹脂焼付塗装の方が屋外製品に向いています。●硬度が高いアクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装よりも硬いです。そのため、曲げると、アクリル樹脂焼付塗装は割れが生じますが、メラミン樹脂焼付塗装はしなります。ですが、アクリル樹脂焼付塗装の方がキズが付きにくいです。●密着性が高いアクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装よりも密着性が高く、剥がれにくいです。●塗膜を厚くできない引用元:双葉塗装株式会社アクリル樹脂焼付塗装とメラミン樹脂焼付塗装は、共に一回の塗装で10~15μm程度の膜厚が付きます。しかし、メラミン樹脂焼付塗装と異なり、アクリル樹脂焼付塗装は重ね塗りができません。そのため、アクリル樹脂焼付塗装は、塗膜を厚くできません。なお、上図は、メラミン樹脂焼付塗装を複数回行うことで膜厚を100μmとしたものです。厚くすることで、耐久性や耐水性、耐候性などが向上します。参考記事メラミン樹脂焼付塗装については、以下の記事に詳細がありますので、ご覧ください。⇒メラミン塗装とは【3分でわかる】専門家がわかりやすく解説します!アクリル樹脂焼付塗装のメリット・デメリット続いて、アクリル樹脂焼付塗装のメリット・デメリットについて見ていきましょう。アクリル樹脂焼付塗装のメリット透明性や屈折率が高い色付けできる高級感がある屋内だけでなく屋外用途にも使える塗装後、乾燥冷却して常温になればすぐに使える耐熱性に優れる耐候性に優れる耐食性に優れる耐汚染性に優れる耐薬品性に優れる耐久性に優れる硬度が高く、キズが付きにくい密着性が高く、剥がれにくいアクリル樹脂焼付塗装のデメリット熱を加えられない素材には塗装できない初期コストが高いヒビや割れが生じることがある重ね塗りができない膜厚が付きづらいアクリル樹脂焼付塗装はどんな製品に使われるの?アクリル樹脂焼付塗装は加工が容易で耐薬品性・耐候性・耐食性・耐錆性が高く、屋外暴露しにくいため、日用品から屋内・屋外用品まで幅広く用いられています。また、色艶を自由に選ぶことができる上に、焼き付けることで硬くなり、製品の装飾性および硬度が高くなります。さらに、焼付塗装は小さな部分の塗装にも向いていて、細部にまでこだわって色を指定することができます。そのため、金属製の工業製品や小物が多い装飾品にも用いられています。アクリル樹脂焼付塗装の製品事例アクリル樹脂焼付塗装がどのような製品に使用されているかお分かりいただいたところで、その具体例を見ていきましょう。自動販売機今や私たちの生活に欠かせない自動販売機。手軽に飲み物を買うことができて、本当に便利ですよね。屋内だけでなく、屋外にもたくさん設置されているため、高い耐候性が求められます。そのため、アクリル樹脂焼付塗装が用いられています。また、綺麗な自動販売機の方が飲み物の購買欲がそそられますよね。そういった面でも、装飾性にも優れているアクリル樹脂焼付塗装が用いられている理由となっています。こちらは主に機能塗料(機能性を上げるための塗料)として用いられています。ブレスレットやネックレス、指輪などのアクセサリー身にまとうだけで華やかさがプラスされたり、ガラッと印象を変えることができるアクセサリー。色の種類が豊富で、選ぶのも楽しいですよね。そのため、アクセサリーにも色と艶を自由に選択できるアクリル樹脂焼付塗装が用いられています。こちらは主にカラー塗料(色を付けるための塗装)として用いられています。上記2つの例のほかにも、自動車や電車の部品やエアコンなどの空調機器、ショーケースなど数多くの製品の機能性や装飾性を上げるためにアクリル樹脂焼付塗装が役立っています。まとめ今回は、塗装の中の1つである焼付塗装、そしてアクリル樹脂焼付塗装についてご紹介しました。アクリル樹脂焼付塗装は、材料の機能性(耐候性や耐薬品性など)や装飾性を高めるというメリットがありましたね。その一方で、金属のように150度前後の高温に耐えうる材料にのみ塗装できることや技術が必要であるため塗装を行っている業者が限られていることがデメリットでしたね。本記事を読んでいただいて、意外と自分の身近なところに、アクリル樹脂焼付塗装が使われている製品があると思ったのではないでしょうか?今回ご紹介した製品事例はほんの一例ですので、まだまだ自分の身の回りにもアクリル樹脂焼付塗装が使われているものを見つけられるかもしれませんね。材料の塗装にお困りでしたら、ぜひMituriにご相談ください。Mituriは日本全国に協力企業が170社以上ございます。お気軽にご相談ください。その他、加工のことでお困りでしたら、ぜひMituriにお任せください。

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    【鹿児島で金属加工を依頼するなら!】腕の立つ金属加工メーカー10選!

    「鹿児島の金属加工メーカーを探してるけど、多すぎて選べない・・・」「それぞれの金属加工メーカーの違いが知りたい・・・」「加工業者に頼むなら出来るだけ経費を抑えてたのみたい・・・」加工メーカーを選ぶときに、このように考えたことはありませんか?地域別に絞っても金属加工メーカーは、とても多く存在します。その中で自分と相性のいいメーカーを選ぶのは大変です。今回は、そんな「迷ってしまっている」という、お悩みをお持ちの方や、「金属加工に興味がある」という方に向け、鹿児島で腕の立つ金属加工メーカー10社をご紹介します!【VA・VE提案でコストダウン】鹿児島金属株式会社引用元:鹿児島金属株式会社基本情報本社/羽曳野工場:大阪府羽曳野市駒ヶ谷2番地197阿久根工場:鹿児島県阿久根市波留字白崩3336-1TEL:072-957-5544FAX:072-957-5540設立:1970年5月加工:旋盤加工・フォーマー加工 等素材:ステンレス・アルミ・鋼・銅 等HP:http://www.kagoshima-metal.co.jp/index.html①会社紹介鹿児島金属株式会社は、冷間圧造を中核技術として金属部品の製造を行っている会社です。本社が大阪にあるだけでなく、鹿児島等にも工場があり、幅広い地域で活躍しています。この会社では、設計から製造までを一貫生産しており、大量発注にも対応してくれます。②メリット・デメリットメリットは、上記で説明した大量発注だけでなく、コスト削減のためにVA・VE提案をおこなっている点です。この提案により、コストの削減はもちろん、工程削減のよる品質の安定化や納期短縮などを可能にし、低コストで高品質品質な製品ができます。ただ、大量生産を得意としている半面、数千本単位からしか発注できない点がデメリットといえます。③製品例二輪車・自動車部品建築用部品弱電機器【難削材の微細加工なら】キリシマ精工株式会社引用元:キリシマ精工株式会社基本情報本社:鹿児島県霧島市国分川原918-7TEL:0995-73-4311FAX:0995-73-4313設立:2006年8月加工:マニシング加工・ワイヤー加工・旋盤加工 等素材:鉄・アルミ・銅 等HP:http://kirishima-seiko.jp/①会社紹介キリシマ精工株式会社は、精密金属加工(光通信、半導体、その他)として難削材、微細加工を得意としている金属加工メーカーです。お客様を第一に考えており、希望内容でオーダーメイドの設備開発、既存設備の改良など様々な取り組みをしています。②メリット・デメリットメリットは、他社では難しいような難削材の微細加工ができるという点です。このため、様々な部品を加工することができます。また、加工の際にはカーブカット工法を行うことで加工工程の削減により、短納期、低コスト、高品質で加工部品を提供できます。ただ、大量発注を得意としていないので、量産への移行などの対応は難しいといえます。③製品例KYプレートKV六面加工サンプル(球) SUS六角ザクリ【当日納品も可能】有限会社帖佐製作所引用元:有限会社帖佐製作所基本情報本社:鹿児島県薩摩川内市東郷町南瀬380-1TEL:0996-42-4939FAX:0996-42-4401設立:1980年7月加工:ワイヤーカット・フライス加工 等素材:鉄・銅・真鍮・ステンレス・アルミニウム 等HP:http://www.chosa-s.com/①会社紹介有限会社帖佐製作所は、「短納期」「高品質生産」を意識した金属加工メーカーです。少数精鋭だからこそフットワークが軽く、抜群のチームワークで作業で短納期、高品質の製品を作っています。また、手動制御の設備を導入し、コンピューター制御を行わない手動による加工にも対応しているので、緊急対応が必要なご依頼や追加加工にも、迅速に対応できます。②メリット・デメリットメリットは、短納期で製品を作ることができる点です。社内に金属材料を保有しており、最短で即日に納品できます。また、緊急対応が必要なご依頼や追加加工のご依頼にも、迅速に対応できます。このため、急ぎの仕事でも安心して依頼することができます。ただ、加工できるサイズは450×800四方の製品の加工までとかぎられているため、依頼時には製品サイズに関して直接確認した方が安心です。③製品例【24時間体制の切削加工なら】株式会社アスリート引用元:株式会社アスリート基本情報本社:鹿児島県霧島市国分清水382番地TEL:0995-48-5221FAX:0995-48-5226設立:2010年11月1日加工:マニシングセンタ・フライス加工・旋盤加工 等素材:アルミニウム・ステンレス 等HP:https://kk-athlete.jp/①会社紹介株式会社アスリートは、金属切削加工を中心にマシニング加工、旋盤加工、ワイヤ放電加工、樹脂加工、製缶加工、板金など、様々な金属加工を行っているメーカーです。常に「進化」と「変革」に挑戦し続ける企業として、お客様のニーズに答えようとしています。また、この会社ではチームワークを大切にしており、どのような製品でも社員一丸となって迅速に対応しています。②メリット・デメリットメリットは、24時間体制で金属加工に取り組んでいる点です。得意のチームワークを活かし、24時間フルに稼働することで、短納期で製品を作ることができます。また、多品種少量から大量生産までを受け付けているので、幅広い対応が可能です。ただ、大型の金属加工は取り扱っていないので、依頼できる加工サイズは限られてきます。③製品例半導体関連部品半導体関連部品半導体関連部品【塗装までの一貫生産なら】株式会社千鶴工業引用元:株式会社千鶴工業基本情報本社:鹿児島県出水市汐見町630番地1 TEL:0996-68-1510FAX:0996-68-1511設立:2007年1月15日加工:レーザー加工 等素材:鋼・ステンレス 等HP:http://chizuru-ind.jp/①会社紹介        株式会社千鶴工業は鹿児島県出水市で金属加工をはじめ、車輌機械整備・ガソリンスタンドを営んでいる会社です。金属加工に関しましては、九州に数台しかない機材を導入しており、個人のお客様の小ロットにも対応しています。その為、他社でも難しいような依頼もすることができます。②メリット・デメリットメリットは、切る、曲げる、溶接、磨く、塗装の全ての作業を一貫して行うことができる点です。このため、低コストかつ短納期での依頼が可能です。また、ステンレス加工を得意としており、大・小部品・開発試作品・ロット生産まで経験豊富なノウハウを生かし、様々な加工をすることができます。ただ、大量生産を得意とはしていないので、小・中ロットの依頼向きの会社になります。③製品例【板金加工と機械加工の複合案件なら】株式会社南光引用元:株式会社南光基本情報本社:鹿児島市七ツ島二丁目1番地TEL:099-263-0890FAX:099-262-3551設立:1971年業務内容:精密板金・製缶板金、セラミック部品加工、金属部品加工、各種プレス金型製作、搬送及び設備・製造装置関連製品等HP:http://nanko.co.jp/①会社紹介株式会社南高は、モノづくりを通してお客様の信頼に応える技術とサービスを提供します。そして、地域社会に貢献すると共に全社員と自社に関わる人の幸せを追求します。自社の技術としては、金属や非鉄金属の加工を始め、セラミックなどの難削材も加工出来る技術を有しています。関連分野としては、建築関連、装置関連、プラント関連、自動車関連と幅広く関わっています。今後も地域社会への貢献をさせて頂きながら活動を続けていきます。②メリット・デメリットお客様のニーズに応えるべく、ステンレスやアルミ、チタンや樹脂等のあらゆる製品の加工を実施し、多品種・少量の物から量産品まで対応可能な体制を整えています。また、製品によっては設計、製作、施行まで実施しています。一方で、特殊な形状や工程数が多くなる加工などは、納期やコスト面で調整させてもらう場合があります。③製品例JR九州筑後船小屋駅の転落防止柵鹿児島農業大学スチール手摺鹿児島平川動物園メッキ扉【精密機械加工案件なら】鹿児島精機株式会社引用元:鹿児島精機株式会社基本情報本社:鹿児島県霧島市溝辺町有川1655TEL:0995-59-3304FAX:0995-59-3945設立:昭和50年10月業務内容:金属加工全般、複合材料加工全般、部品組立全般HP:https://www.kagosima.co.jp/①会社紹介鹿児島精機株式会社は、海外調達や各種マシニング加工、NC旋盤、ワイヤー加工等の機械加工を通して社会へ貢献すべく、日々活動しています。機械加工にて、医療機器や電気機械器具、輸送用機器や船舶向けの部品等の納入実績があります。材料としては、ステンレスやアルミ、チタン等の金属類を主としています。②メリット・デメリット各種生産設備を整えており、試作から量産、小物精密部品から大物部品まで対応可能ですが、金属類以外の材料加工が必要となる場合には対応できない場合があります。また、量産の数によっては余裕を持った納期が必要となる可能性もありますので注意が必要です。③製品例NC旋盤による加工部品マシニングセンターによる加工部品ワイヤーカットによる加工部品【難削材加工なら】マイクロカット株式会社引用元:マイクロカット株式会社基本情報本社:鹿児島県霧島市国分上野原テクノパーク12番2号TEL:0995-48-5611FAX:0995-48-5615設立:2003年1月業務内容:通信業界や光通信業界向けの金属精密切削加工、各種難削材の高精度加工、複合形状加工、金属プレスHP:http://www.microcut.jp/aboutus.html①会社紹介マイクロカット株式会社は、最先端の標準化された加工技術を確立し、お客様の発展に貢献出来る製品作りをすることを経営方針としています。お客様の情報をもとに、金属加工技術の開発・向上を行い、経営・環境を含め社会に対するサービス向上に勤めています。現在では、国内外の通信及び光通信用金属部品の製造を主としており、今後もいっそうの研鑽に努めて、お客様と社会に役立つよう活動していきます。②メリット・デメリット複雑な形状や難削材の加工を得意としており、各種形状・材質に対して対応可能です。一方で、難削材を加工する場合には加工工具の寿命が不安定になりやすく、工具寿命を含めたコストを考慮する必要があるので注意が必要です。また、ロットや生産数によって製品単価が高くなる場合もあります。③製品例CNC複合自動盤による加工部品マシニングセンターによる加工部品プレス機による加工部品【産業機械設計〜制作まで】将桜工機株式会社引用元:将桜工機株式会社基本情報本社:鹿児島県薩摩川内市高城町2310番地14TEL:0996-22-3002FAX:0996-22-5381業務内容:各種産業機械設計、治工具設計・製作、精密機械加工、金属加工、機械メンテナンス等HP:https://www.shououkouki.com/①会社紹介将桜工機株式会社は、お客様の要望に応じてフルオーダーメイドで産業機械の設計から製作、設備の改良や改造を行います。各種配管の製作や設置、金属加工、塩ビプラスチックなどの製作・加工も対応可能です。今後も、お客様の期待に応えられるように、より良いサービスと製品を提供できるよう常に技術の改善を行っていきます。②メリット・デメリット小さな精密機械から大きな機械まで幅広い製品の対応が可能であり、部品加工から納品までの一貫製作を実施しています。そのため、製品精度の向上やお客様の発注時間の削減、短納期対応に貢献できます。多品種小ロットのモノを作る場合には対応できない場合がありますので注意が必要です。③製品例配管ダクト接続配管【ステンレス・アルミ加工なら】株式会社米森金属工業引用元:株式会社米森金属工業基本情報本社:鹿児島市新栄町31-25TEL:099-256-6995FAX:099-253-1764設立:昭和45年2月業務内容:ステンレスやアルミ・鉄等の金属加工HP:http://www.kokuhou-ss.com/①会社紹介株式会社米森金属工業は、ステンレスやアルミ、鉄等の金属加工を行なっており、お客様のご要望に沿ったオーダー品を製作しています。これまでの経験と実績から、製品の出来栄えに関してプロフェッショナルであることを自負しています。今後も金属加工のことなら何でもご要望・ご相談ください。②メリット・デメリット家具の金物といった小物から、取水施設操作盤BOXといった大きめのサイズまで製造可能です。小ロット品や特殊形状品についても対応可能です。一方で、注文数量が多い場合には対応できない場合もあります。また、注文数が多い場合やサイズが大きいモノについては納期の調整をさせて頂く場合があります。③製品例取水施設操作盤BOXドアの取っ手ステンレス製サッカーボール鹿児島で金属加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】一流の板金加工業者に発注しませんか?今回は鹿児島の金属加工メーカーを10選、紹介させていただきました。どの金属加工メーカーも、取り扱っている加工製品が違ったり、生産管理システムが違ってたりと様々です。その中で、この記事をご一読してくださった皆様と相性のいい金属加工メーカーを見つけて頂ければ幸いです。Mitsuriでは、企業のご依頼だけでなく、個人での発注・見積もりにも対応しています。1個から、といった小ロットや試作のご依頼も大歓迎です!そして日本全国各地、どこからでもご相談可能です。ぜひMitsuriにご相談ください!

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    筐体製作を得意としている工場5選!製作の流れや事例についても解説!

    「筐体の製作を依頼したいけど、業者が多すぎてどこに頼めばいいか分からない・・・」「取引のある金属加工メーカーから筐体製作の依頼を断られてしまった・・・」筐体とは、広義では「機械を収める箱」を意味しており、スマートフォンやパソコンのケース、自動車や飛行機の外板など、身近なところで使用されています。筐体の製作を依頼するにあたり、「どういった基準でメーカーを選べばいいのか」、また「どの工場が筐体を製作しているのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事は、そんなお悩みをお持ちの方必見!板金筐体の製作を得意としているMitsuriイチオシの加工メーカーを全国から5社、ご紹介します。また、筐体の製作でよくある悩みや筐体製作の流れについても解説します。これから筐体製作の依頼を検討されている方はぜひ一読ください。株式会社浜野製作所引用元:株式会社浜野製作所①会社概要本社:東京都墨田区八広4-39-7TEL:03-5631-9111FAX:03-5631-9112創立:昭和53年9月加工:各種装置・機械の設計開発、架台・筐体設計・製作、精密板金加工 などホームページ:https://hamano-products.co.jp②会社紹介株式会社浜野製作所は、東京都墨田区に位置する、設計・開発・OEM、板金・プレス・機械加工・溶接を行う会社です。③メリット・デメリット3次元CADを活用して、設計・開発から実際の製造まで、お客様のニーズに合わせた一貫生産が可能です。また、長年の金属加工実績を活かして、製品の加工性やメンテナンス、コスト面に考慮した最適な機械設計を行います。ただし、特急対応については、可能かどうか、事前に確認することをおすすめします。確認の際には、ぜひMitsuriまでご相談下さい。④製品事例株式会社浜野製作所での製品例はこちらです。医療用伝送パネル筐体半導体製造装置筐体卓上型Kiosk端末有限会社田中金属引用元:有限会社田中金属①会社概要本社:千葉県市川市塩浜3-27-21TEL:047-395-6300FAX:047-395-0885設立:1987年10月加工:板金設計、精密板金加工、各種溶接加工、機械加工 などホームページ:http://www.tanaka-kinzoku.co.jp②会社紹介有限会社田中金属は、箱崎JCTまで15分という東京都内への良好なアクセス条件をもとに、板金設計を行い、高品質・高精度な製品を製作する会社です。③メリット・デメリット3DCADを積極的に活用しているため、図面の出図は不要で、3Dデータがあれば板金製造設計を行い製造します。もちろん、従来通りの図面からの製作も可能です。また、工場内主要機械を全てネットワーク化し、無駄の無いスピーディーな製造を行っています。しかし、短納期をご希望の場合は事前に確認する必要があります。④製品事例有限会社田中金属での製品例はこちらです。通信ラック医療機器関係飲料水サーバー筐体株式会社加藤製作所引用元:株式会社加藤製作所①会社概要本社:岐阜県中津川市駒場447番地の5TEL:0573-65-4175FAX:0573-65-4177創立:昭和29年5月加工:家庭電気器具部品、自動車部品、騒音防止機器(防音壁、消音機)、航空機部品の製造 などホームページ:https://order-kyotai.com②会社紹介株式会社加藤製作所は、岐阜県に位置しており、工業用の板金ケース・金属カバー・筐体・ドレンパンの製作を行う会社です。③メリット・デメリット板金加工から組立・塗装まで一貫対応が可能です。また、最新鋭設備による24時間生産体制が整っており、品質・コスト・納期すべてに納得できる製品を安定に供給します。その他、単品から量産まで製作対応可能です。一方、岐阜県にあるメーカーのため、地方によっては納品に対応していない可能性があります。④製品事例株式会社加藤製作所での製品例はこちらです。電子機器用放熱ケース室内埋め込み空調用ケース家電用ケース有限会社双明通信機製作所引用元:有限会社双明通信機製作所①会社概要本社:東京都西多摩郡瑞穂町殿ケ谷809-3TEL:042-557-8470FAX:042-557-8465設立:1959年8月加工:計測機器・制御機器の組立検査、部材調達、受託開発、機構・精密板金加工 などホームページ:http://www.so-mei.co.jp②会社紹介有限会社双明通信機製作所は、筐体設計・材料調達・精密板金・組立・検査・ケースの設計、製作を行う会社です。③メリット・デメリット50年間培った技術をベースに多品種・少ロットに対応し、試作から量産品まで高い品質とスピードにて対応が可能です。手のひらサイズから電子レンジほどのサイズの筐体の作成が得意なメーカーなので、大型の製品については対応可能かどうか事前に確認した方が良いでしょう。④製品事例有限会社双明通信機製作所での製品例はこちらです。充電器ケースFAPCケース(産業用PCケース)1ボードコンピューター多摩電子株式会社引用元:多摩電子株式会社①会社概要本社:神奈川県相模原市緑区橋本台3-2-26TEL:042-773-7761FAX:042-773-7762設立:1966年9月素材:精密板金加工、各種板金筐体、部品の設計及び製作 などホームページ:http://www.tama-denshi.co.jp②会社紹介多摩電子株式会社では、精密板金、板金加工、各種溶接を行い、架台、筐体、パネル、ラックの製造を行います。③メリット・デメリットVA(Value Analysis:価値分析)/VE(Value Engineering:価値工学)提案を行うことで、工数を削減でき、さらに短納期での対応ができると同時に、コスト削減も可能です。また、3年に1回、技術力のチェックを行う社内制度があり、技術の水準を高いレベルで維持しているため、精度の高い製品を作ることできます。ただし、特急対応については、可能かどうか、事前に確認することをおすすめします。確認の際には、ぜひMitsuriまでご相談下さい。④製品事例多摩電子株式会社での製品例はこちらです。自動改札用ボックス(ステンレス製)自動改札用ボックス(ステンレス製)小型ケース(クロムフリー製)Mitsuriは筐体の製作を依頼できる多数のメーカーと提携しています。お気軽にお問い合わせください。筐体製作でよくある悩み筐体の製作をするにあたって、次のような悩みが挙げられます。筐体に使用する材料の選定について筐体も含め、板金加工製品においては、用途やスペックに応じた材料の選定を行うことが重要になります。多種多様の材料から、一つの材料を選び設計するのは難しく、悩みの種になることもあります。一般的に、筐体板金には硬くて割れにくく、比較的入手しやすいという特徴を持つ鉄系材料(SECC-P、SECC-C、SPCC-SD、SPHC、SGCCなど)がよく使用されます。また、海が近い塩害地域で屋外で使用する場合には、ステンレス材(SUS304、SUS316、SUS430など)を用いて、腐食対策がなされます。その他にも、筐体を軽量化したい際にはアルミ(A1100、A5052など)を用いることで、重量を鉄系材料の1/3にカットできます。筐体板金の設計における位置決めについて筐体など、板金加工の溶接組立において、部品の位置決めは意外と難しいといわれています。例えば、スポット溶接のような板金と板金を重ねる接合の場合、穴とそれに対応した突起部分(ハーフパンチ)を組み合わせて位置決めをする方法がありますが、外観部分に穴や凹みができてしまいます。他にも、スポット代がなくスポット溶接が困難な場合、長方形の穴を開けて相手部品を差し込むという方法もありますが、この方法でも外観に影響が出てしまいます。このように、外観に直接影響を与えてしまうため、位置決めは難しく、外観面に配慮する必要がある場合には、影響の出ない位置決め方法を模索する必要があります。筐体板金においてメッキを施す際の設計についてメッキを施す際には、それによって引き起こされる不良を未然に防ぐため、注意して設計・製造を行う必要があります。メッキ加工は、メッキ液に製品を浸し、電気を流すことで表面にメッキが施されます。その後、洗浄・乾燥を行いますが、十分に洗浄されていない場合、メッキ液が製品の隙間に残存してしまいます。それによって、製品の腐食・変色を引き起こすこともあります。その対策として、例えば、スポット溶接にメッキを施す場合は、溶接後に製品のメッキを行わず、子部品にメッキ加工を施し、メッキ加工した部品同士をスポット溶接することでトラブルを未然に防ぐことができます。Mitsuriは筐体の製作を依頼できる多数のメーカーと提携しています。筐体の設計・製作でお困りの場合は、ぜひMitsuriまでご相談下さい。筐体製作の流れ一般的に、板金で筐体を製作する場合は次のような工程が存在します。設計コスト・生産リードタイムなどを考慮し、設計を行います。加工者にも設計者の意図が伝わりやすい図面の作成が重要となります。抜き穴加工やブランク加工と呼ばれる工程です。筐体製作には、主にタレパン加工、レーザー加工、金属プレス加工、エッチングなどの加工方法が用いられます。曲げベンディング加工とも呼ばれる工程です。ベンディングマシン(ベンダー)と金型を使用して板材を曲げます。その曲げの形状によって、L字曲げ、Z曲げ、コの字曲げなどのさまざまな種類が存在します。溶接曲げ加工によって成形を行った金属板同士を接合し、組み立て成形する工程です。板金の材質や板厚に合わせて適切な溶接方法を選択します。他工程筐体のような板金加工品は、複数の部品から構成されているため、ビスやネジ、スタッド、カシメを用いた組立作業が必要になります。その他にも、バリ取りや溶接によって発生した歪みを取る作業も行われます。塗装・表面処理部品の表面に塗装処理を施すことで塗膜を形成させ、防錆・断熱・耐熱など必要な機能を付与します。検査図面通りの材質・寸法が用いられているか、また部品同士の干渉が無いかを確認します。他にも、塗装膜厚検査、取付部品の員数検査なども行い、品質に問題がないことを確認して出荷・納品を行います。参考記事板金加工については、以下の記事でさらに詳しく解説していますのでご覧ください。⇒【板金加工】専門家が教える板金加工の「特徴・種類・材料」について!筐体製作を依頼するならMitsuri!筐体は、私たちの身の回りの機器や家電をはじめ、乗り物、建物、オフィスで使用される情報機器など、あらゆる機械に用いられています。筐体設計は機械設計の一部でもあるため、機械によって求められる設計内容が大きく異なることもあります。そのため、筐体の製作には多くの知識を要し、製作を依頼する際には信頼できるメーカーを選定することも重要となります。筐体の製作についてお悩みの時には、ぜひMitsuriにご相談ください。日本全国で140社以上のメーカーと提携しているため、きっとご希望に沿うメーカーが見つかるでしょう。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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    板金の板厚で迷ったら!材質別に対応可能な板厚一覧

    板金には、鉄、ステンレス、アルミなど様々な材質があり、それぞれ用途に応じて適切な材質を選ぶことが重要となります。加えて、材質とともに選定しなければならないのが板金の板厚、そしてサイズです。とはいえ、一つの材質をとっても数多くの板厚・サイズがあり、その選定に迷う方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みをお持ちの方のために、本記事では加工メーカーで一般的に対応可能な板厚・サイズについて、材質別に表にまとめて詳しく解説しています。メーカーへ発注する前の板厚・サイズ選びの参考にしてみてくださいね。板金の板厚対応可否表各材料には様々な厚みの板金がありますが、市場品として入手しやすい板厚というものが存在します。まず、板金加工メーカーで一般的に対応可能な板厚について、材質別にまとめた表を見てみましょう。<各板金加工材料での板厚対応可否表 >引用元:株式会社東海進研表を見ると、材料によっては入手しにくい板厚があったり、さらに同じ材質であっても種類や番手によって手に入りやすい板厚が異なるということがわかりますね。また、加工メーカーで対応してもらいやすい、流通性のある板厚を事前に確認しておけば、発注までの時間のロスを減らせます。さらに、市場品として入手しやすい板厚を選定することで、材料費のコストダウン、加えて欠品のリスクも低いため、材料を調達するまでのリードタイムの短縮が可能となります。鉄系一般的に鉄系の材料は最も幅広い用途で用いられる材料で、流通性が高く、入手しやすいといえます。例えば、家電や自動車の外板として使用されるSPCC(冷間圧延鋼板)では、特に1.6mm、2.0mmで流通性がよく、供給が安定しています。参考記事鉄板の板厚選びについては以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。⇒鉄板の板厚選びならこのページだけで解決!材料別に解説!ステンレス系ステンレスにも様々な鋼種がありますが、中でもSUS304が板金加工材料として最もよく使用され、特に1.5mm、2.0mm、3.0mmが流通性の高い板厚となります。また、SUS304にはバネ材、SUS304CSPがあります。主に薄板が中心で、0.1mm単位の板厚で入手可能です。<SUS304CSPの板厚対応可否表 >引用元:海内工業株式会社アルミニウム系アルミニウムには、主に1000番手系~7000番手まで存在し、合金の種類によっては手に入りにくいものがあります。数あるアルミ板の中でも、最も代表的な材料がA5052で、耐食性、溶接性、成形性に優れており、加工しやすい材料といえます。特に入手しやすい板厚は、0.8mm、1.0mm、1.5mm、2.0mm、3.0mmとなります。各材質別に流通性の高い板厚について見てきました。しかし、加工メーカーによって取扱い可能な板厚、得意とする板厚は異なるため、用途に応じて適切な加工業者を選ぶことも重要となります。Mitsuriは板金加工を依頼できる多数のメーカーと提携しています。お気軽にお問い合わせください。板金のサイズ対応可否表板金の板厚によって市場への流通性に差があることを見てきましたが、板金のサイズ(縦横寸法)にも同様のことがいえます。では、板金加工メーカーで一般的に対応可能な板のサイズを一覧にまとめましたので、見てみましょう。<各板金加工材料でのサイズ対応可否表 >板金加工に使用される材料には規格で決められた寸法が存在し、そういった板材は「定尺板」と呼ばれ、市場に多く流通しています。定尺板について主な定尺板の種類についてもう少し詳しく見てみましょう。<市場に多く流通している定尺サイズ>定尺板の中でも、次の3つが特に流通性の高い定尺サイズとなります。①3’x 6’(サイズ:914mm x 1,829mm):サブロクSPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板に適用されている定尺サイズです。鉄板では、最も流通性の高い定尺寸法となります。なお、ステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板等にはこの定尺サイズは存在しません。②1’x 2’(サイズ:1,000mm x 2,000mm):メーター板主にステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板などに適用されている定尺サイズです。鉄板にはこの定尺サイズは存在しません。③4’x 8’(サイズ:1,219mm x 2,438mm):シハチSPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板だけでなく、ステンレス鋼板、アルミ板、銅板、真鍮板にも適用されている定尺サイズです。サブロクの定尺板(3’x 6’)やメーター板(1’x 2’)ではカバーしきれない、大型の加工品に用いられます。<市場流通性の低い定尺サイズ>その他、流通性があまり高くない定尺サイズの一部がこちらです。①3’x 8’(サイズ:914mm x 2,438mm):サンパチ一般に、SPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板にのみ適用されている定尺サイズです。ステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板などにはこの定尺サイズはありません。ただし、市場流通性が非常に低い定尺サイズです。②5’x 8’(サイズ:1,524mm x 2,438mm):ゴハチ一般に、SPCC(冷間圧延鋼板)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)、SGCC(溶融亜鉛メッキ鋼板)などの鉄板にのみ適用されている定尺サイズです。ステンレス鋼板やアルミ板、銅板、真鍮板などにはこの定尺サイズはありません。ただし、市場流通性が非常に低い定尺サイズです。③5’x 10’(サイズ:1,524mm x 3,048mm):ゴトウ(ゴットウ)4×8(シハチ)と同様の鋼板に適用されている定尺サイズですが、一般には銅板と真鍮板には使用されません。また、かなり大きな定尺なので、大型の製品に用いられることが多いのですが、このサイズの加工を行える機械は限られています。流通性の高い定尺板のサイズを念頭に製品の設計を行うことで、歩留り良く板取りができるようになり、材料費のコストダウンにもつながります。Mitsuriは様々なサイズの板金加工を依頼できる多数のメーカーと提携しています。お気軽にお問い合わせください。まとめ本記事では、板金加工メーカーで一般的に対応できる板厚・サイズについて解説しました。市場流通性の高い板厚、そして定尺サイズを用いることで、板厚やサイズ調整に必要な無駄な加工が省け、結果的に材料費のコストダウン、さらには生産リードタイムの短縮にもつながります。しかし、加工メーカーによって対応ができて、かつ得意とする板厚・サイズは異なります。そのため、用途に応じて加工業者を選定することが必須となります。メーカーを選ぶ際には、ぜひMitsuriにご相談ください。日本全国で140社以上のメーカーと提携しているため、きっとご希望に沿うメーカーが見つかるでしょう。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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    ステンレス耐熱温度を種類別に専門家が解説!

    鉄より錆びにくく、耐食性が高いことから多くの現場で使用されているステンレス。ステンレスの加工を行う際には、その素材がどれだけの温度に耐えられるかどうかを知ることが大切です。ステンレスにも種類があり、それぞれ耐熱温度が異なります。ステンレスの種類に応じて向き不向きがあるため、事前に耐熱温度を知っておくと失敗のない素材選びをすることにつながります。今回は、各種ステンレスの耐熱温度と、それに関連したステンレスの特徴についてご紹介します。ステンレス耐熱温度ステンレスとは、英語表記の「stainless steel」をそのまま日本語として転用したものです。直訳すると錆びない鉄鋼となりますが、実際には錆びにくい鉄鋼という理解が正しくなります。SUHと略される耐熱鋼と違い、ステンレス(SUS)はあくまで常温の環境下における耐食性を高めることを目的として作られています。そのため、ステンレスは特別な耐熱性を持ち合わせているわけではありません。とはいえステンレスの一般的な耐熱温度は700℃~800℃。とりわけ900℃以上の環境で使用されることはありません。最低でも500℃前後は保障されていますので、一般的な利用範囲内でしたら安心です。ここでは各種ステンレスの耐熱温度をご紹介します。金属の耐熱性は様々な面から考察されるものですが、この記事における「耐熱温度」とは、高温下(700℃~800℃)における金属の引っ張り強さとします。オーステナイト系オーステナイト系とは、比較的加工がしやすく、耐食性にも優れたバランスの取れたステンレスです。通常の鉄鋼に加え、耐食性を持たせるクロムと金属組成を安定させるためのニッケルを含んでいます。幅広い耐食性を持っていることから、雨風にさらされる製品の素材として利用されることが多いです。具体的には、バネ、ベルトコンベア、プラント、工業炉などです。耐熱温度ですが、600℃あたりまではフェライト系とマルテンサイト系の中間程度の強度ですが、600℃以上では他のステンレスと比較して最も耐久性があります。参考:オーステナイト系ステンレス鋼の基礎知識まとめフェライト系フェライト系とは、ニッケルを含んでいないことが特徴のステンレスです。ニッケルが含まれていないことから金属の表面を保護する膜が形成されず、耐食性や強度は他のステンレスに劣るものの、その分廉価で制作することができます。それでもステンレスとしての最低限の耐食性は備えているため、キッチン用品をはじめとして幅広い用途で利用されています。具体的には、家電部品、ボルト・ナット、食品機器、自転車リムなどです。強い磁性を持っていることが特徴で、磁石にくっつくかどうかで素材を判別することがあります。こちらの耐熱性についてですが、300℃~400℃付近での耐熱性が比較的高めなものの、500℃以上で急激な低下が起こります。参考:フェライト系ステンレス鋼の基礎知識まとめマルテンサイト系マルテンサイト系とは、後から再度焼入れをすることで強度を増すことができる特徴を持つ種類です。ステンレスの中では炭素の含有量が多く、クロムが少なめの構成です。そのため他のステンレスに比べ強度を意識した組成となっており、耐食性よりも強度を重視したい製品で多く利用されます。具体的には、刃物、バルブ、ブレーキ、ベアリング、タービンブレードなどです。耐熱温度については、500℃までは他のステンレスに比べ高強度ですが、それ以上の温度になると耐熱性は急激に低下します。参考:マルテンサイト系ステンレス鋼の基礎知識まとめ析出硬化系析出硬化系とは、焼戻しの処理を施すことでより硬度を増したステンレスの種類です。通常のステンレスで用いる炭化物の代わりに、金属間化合物を使用していることが特徴で、他のステンレスに比べ製造に必要な工程が多くなるため価格が高くなってしまいます。ただし、その分性能が高く、高級な製品の素材として利用されることが多いです。具体的には、シャフト、タービン、スプリング、計器部品などに利用されます。常温帯(主に550℃以下)を想定して作られた素材のため、他のステンレスと比べ耐熱温度は低めになっています。具体的には、500℃までは高い強度を示すものの、それ以上になると急激に低下します。参考:析出硬化系ステンレス鋼の基礎知識まとめMitsuriでは、日本全国に250社以上の協力企業がございます。そのため、ご要望に合わせて適切な工場をご紹介することができます。ステンレスの耐熱温度でお困りの際は、ぜひMitsuriにご相談ください。その他ステンレスの特徴についてここでは、改めてステンレスがどのような金属かを説明すると共に、耐熱性以外のステンレスの特徴についてご紹介します。日本工業規格(JIS)では、鉄に10.5%以上のクロムを添加しており、かつ炭素の含有量が1.2%以下の鉄鋼をステンレス鋼と定義しています。クロムを添加する目的は、錆に強くすることです。クロムを添加することで不動態皮膜という金属を保護する薄い膜が表面上に現れます。この膜があることで、金属を錆から守ってくれます。ただし、錆に強いといっても特定の状況下では膜がはがれることがありますので、完全に錆びないわけではありません。不動態皮膜は傷ついても、クロムと周囲の酸素が結合して、ある程度は修復されます。完全ではないとはいえ、錆に対する強さと再生力がステンレスの一番の強みです。また、ステンレスは他の金属に比べ熱伝導率が低いという特徴があります。ステンレス協会のホームページによると、同じ条件下で熱伝導率を比較した際に、銀は4.12 (W/m・℃)×10-2、銅は3.71 (W/m・℃)×10-2、アルミニウムは1.95 (W/m・℃)×10-2、ステンレスは0.26~0.16 (W/m・℃)×10-2の数値を出したとのことです。この熱伝導率の低さと耐食性が組み合わさることにより、ステンレスの使用用途に幅が生まれます。熱伝導率の比較ステンレス…0.26~0.16 (W/m・℃)×10-2銀…4.12 (W/m・℃)×10-2銅…3.71 (W/m・℃)×10-2アルミニウム…1.95 (W/m・℃)×10-2たとえば、フライパンの焼き面を鉄、取っ手の部分をステンレスにすることにより、熱が焼き面に熱が伝わりやすくしつつも、取っ手まで熱が伝わりにくいように工夫することができるのです。それだけではありません。ステンレスは、加工がしやすく、安く生産できるため、多くの製品に使用しやすいメリットがあります。具体的には、土木工事で使用される基礎組み、包丁や鍋などのキッチン用品、冷蔵庫や洗濯機などの家電類、バネ等の工業用品などがあげられます。リサイクルしやすいこともステンレスのメリットです。ステンレスをリサイクルする際にはスクラップとして回収されるのですが、そのスクラップは錆びにくく、種類の判断が簡単で、スクラップ素材としての価値が高く、リサイクルの手順がシンプルです。そのため、再利用がしやすいという点を考慮するとステンレスは比較的環境にやさしい素材だと言えます。ステンレスは、業者による買取も行っています。ボルトやナット、ゲームセンターのメダル、浴槽やかご、流し台など、ステンレスでできている製品であれば業者に引き取ってもらうこともおすすめです。他にも、表面仕上げの方法が豊富なこともステンレスの大きな特徴です。ステンレスは多くの表面仕上げの方法があり、用途や顧客の希望に応じて柔軟に表面仕上げをすることができます。具体的には、光沢を出すか出さないか、仕上がりの目が粗くするのか、細かくするのか、反射率を高くするのか、低くするのかといった調節が可能です。参考:【ステンレス加工】ステンレスの加工方法や加工実績につい徹底解説!!ステンレスの耐熱温度まとめ今回は、耐熱温度を中心としたステンレスの特徴についてご紹介しました。ステンレスは耐熱性に優れているだけでなく、耐食性、リサイクルのしやすさなど多くの利点を持っています。ただしそれぞれの製品に応じて向いている素材は異なるため、ステンレス製の加工製品を利用する場合には用途に合わせて素材を使い分けることが大切です。Mitsuriでは、日本全国に250社以上の協力企業があるため、ご要望に合わせて適切な工場をご紹介することができます。ステンレスでお困りの際は、ぜひMitsuriにご相談ください。

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    真鍮にメッキをする前の注意点!向いているメッキ処理についても解説!

    今回は真鍮とメッキについて詳しく解説していきます。真鍮とは黄銅ともよばれる、銅と亜鉛の合金で、導電性が非常に高く、また加工性も優れており、広く使われている素材の一つです。その優れた素材の真鍮にも表面が酸化により錆びたり黒く変色するというデメリットがあります。その対策としてメッキ処理が必要になります。真鍮にメッキをする際の注意点現在では、真鍮にはさまざまなメッキ処理が施されています。素材の特性やメッキの特性、組み合わせ、またメッキ前の洗浄工程でも注意点が多くみられます。今回はその中から、主な注意点を紹介します。アルカリ焼け引用元:株式会社 K&Kメッキの前処理工程では脱脂処理は必須です。脱脂剤の中で、pHの高い液に長時間浸漬するとアルカリ焼けの原因になります。上の画像に記されたPH値では、pH7~10では変色が見られませんが、pH11より変色が始まり、pH13.1では真っ黒にアルカリ焼けしています。アルカリ焼けを起こしたままメッキ処理を行うと、メッキ剥がれを起こす原因になるため注意が必要です。エッチングエッチングは、メッキ前工程の洗浄で発生する腐食のことです。メッキ前工程では、メッキを付きやすくするため、素材の活性化が不可欠で、その際に複数の酸が使用されています。真鍮に含まれる銅や亜鉛は塩酸に非常に弱く、腐食を進めます。エッチングされた状態のままメッキを施すと、密着不良、膨れ、剥がれの原因になります。ストライクメッキ真鍮は錆びにくい特徴を持った素材ですが、酸化被膜が発生します。酸化被膜に覆われるとメッキとの密着が悪くなりメッキ剥がれの原因に繋がります。メッキの密着を強化するためストライクメッキ(下地メッキ)を施し、素材とメッキの密着性を高めます。ストライクメッキにはさまざまな種類がありますが、その中でも銅、ニッケルによるストライクメッキがよく知られています。真鍮に向いているメッキ処理メッキの向き不向きについては、メッキ業者さんの技術にも左右されます。真鍮と相性の良いメッキは数多くありますが、その中でも一般的に多く使われているメッキを紹介しますので参考にしてみて下さい。無電解ニッケルメッキ無電解ニッケルメッキは”カニゼンメッキ”とも呼ばれています。下地メッキが不要とも言われ、真鍮とメッキの相性は非常に良いです。特徴としては、メッキの膜厚を管理することができ、複雑な形状や穴の内部に関しても均一に処理する事が可能な点です。電気メッキ電気メッキはさまざまなメッキがありますが、全般的に電気メッキと真鍮の相性は良いとされています。電気メッキの特徴としては、比較的に安価であり、また真鍮に欠けている、耐食性、耐摩耗性、また外観の見栄えを良くすることができます。まとめ真鍮とメッキについて詳しく説明してきましたが、いかがでしたか。近年では、真鍮も多種多様な用途が開発され、またそれと同様にメッキについても日々研究開発されています。素材や処理方法など、組み合わせや、機能が幅広いことから、全てを説明することはできませんが、メッキ選びの参考にしていただければと思います。

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    アクリル樹脂焼付塗装のメリット・デメリットについて専門家が解説!

    アクリル樹脂は、透明性や屈折率が高く、衝撃にも強いことが知られています。そのため、ガラスの代用品として日用品や乗り物の窓、道路標識など幅広く用いられています。実は、アクリル樹脂が焼付塗装に用いられる焼付塗料としても活躍していることはご存知でしょうか?そこで、今回の記事では、アクリル樹脂焼付塗装が何かというところからメリット・デメリット、また製品事例についてもご紹介していきます。「アクリル樹脂焼付塗装ってなに?」と思われている方はもちろん、アクリル樹脂焼付塗装の依頼を考えている方にも参考にしていただける記事ですので、ぜひ目を通していただきたいと思います。アクリル樹脂焼付塗装とはまず、焼付塗装についてご説明します。「塗装」と聞くと、色を付けることを思い浮かべる方が多いと思います。ですが、一般的には材料の表面に塗料を塗ることを指します。焼付塗装とは、焼付塗料に熱を加えて硬化させることによって塗装する方法です。そのため、焼付塗料とは熱を加えると硬化し、その後温度を変化させても個体の状態を維持し続ける熱硬化性を持つ樹脂でないといけません。また、加える熱は使用する樹脂によって異なりますが、100℃以上の熱を加えなければならないので、この高温に耐えることができる材料(主に金属)にのみ塗装することができます。そのため、焼付塗料として用いられることが多いのはメラミン樹脂やフッソ樹脂、そして今回ご紹介するアクリル樹脂です。アクリル樹脂を用いたアクリル樹脂焼付塗装は、一般的に用いられるメラミン樹脂焼付塗装と比べて耐候性や耐薬品性に優れているため、1ランク上の仕上がりになります。そのため、屋外だけでなく屋内用途にも用いることができます。ですが、注意点が1つあります。アクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装より高温の140℃~180℃で20~30分ほどの加熱乾燥が必要であるため、技術が必要になりすべての業者が扱っているわけではないです。アクリル樹脂焼付塗装を依頼するときには注意してください。メラミン樹脂焼付塗装との比較アクリル樹脂焼付塗装が、最も一般的な焼付塗装法であるメラミン樹脂焼付塗装と比較してどのような違いがあるのか見ていきましょう。●ガラス質であるアクリル樹脂焼付塗装とメラミン樹脂焼付塗装は共にプラスチックですが、アクリル樹脂焼付塗装はガラス質で高級感のある光沢を持ちます。●焼付温度が高いため耐熱性に優れる上述したように、アクリル樹脂焼付塗装では、焼付に140℃~180℃程度の高温が必要となるため、110℃~160℃程度で焼付可能なメラミン樹脂焼付塗装よりも焼付温度が高いです。そのため、耐熱性は、アクリル樹脂焼付塗装の方が高いと言えるでしょう。●初期コストが高いアクリル樹脂焼付塗装は、施工コストと塗料の価格が共にメラミン樹脂焼付塗装よりも高いです。●長持ちするため長期的コストは低い引用元:ナサ工業株式会社アクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装より、耐候性・耐食性・耐汚染性・耐薬品性に優れています。そのため、アクリル樹脂焼付塗装の方が長持ちし、長期的なコストは低いと言えるでしょう。なお、上の写真は、駅舎の設備部品で、ステンレスにアクリル樹脂焼付塗装を施したものです。●屋外使用に耐えるメラミン樹脂焼付塗装は、紫外線に弱く、年数が経つと退色が生じる上、表面に粉が吹いたような状態となるチョーキングが発生することがあります。一方、アクリル樹脂焼付塗装にはこのような経年劣化は起きないため、アクリル樹脂焼付塗装の方が屋外製品に向いています。●硬度が高いアクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装よりも硬いです。そのため、曲げると、アクリル樹脂焼付塗装は割れが生じますが、メラミン樹脂焼付塗装はしなります。ですが、アクリル樹脂焼付塗装の方がキズが付きにくいです。●密着性が高いアクリル樹脂焼付塗装は、メラミン樹脂焼付塗装よりも密着性が高く、剥がれにくいです。●塗膜を厚くできない引用元:双葉塗装株式会社アクリル樹脂焼付塗装とメラミン樹脂焼付塗装は、共に一回の塗装で10~15μm程度の膜厚が付きます。しかし、メラミン樹脂焼付塗装と異なり、アクリル樹脂焼付塗装は重ね塗りができません。そのため、アクリル樹脂焼付塗装は、塗膜を厚くできません。なお、上図は、メラミン樹脂焼付塗装を複数回行うことで膜厚を100μmとしたものです。厚くすることで、耐久性や耐水性、耐候性などが向上します。参考記事メラミン樹脂焼付塗装については、以下の記事に詳細がありますので、ご覧ください。⇒メラミン塗装とは【3分でわかる】専門家がわかりやすく解説します!アクリル樹脂焼付塗装のメリット・デメリット続いて、アクリル樹脂焼付塗装のメリット・デメリットについて見ていきましょう。アクリル樹脂焼付塗装のメリット透明性や屈折率が高い色付けできる高級感がある屋内だけでなく屋外用途にも使える塗装後、乾燥冷却して常温になればすぐに使える耐熱性に優れる耐候性に優れる耐食性に優れる耐汚染性に優れる耐薬品性に優れる耐久性に優れる硬度が高く、キズが付きにくい密着性が高く、剥がれにくいアクリル樹脂焼付塗装のデメリット熱を加えられない素材には塗装できない初期コストが高いヒビや割れが生じることがある重ね塗りができない膜厚が付きづらいアクリル樹脂焼付塗装はどんな製品に使われるの?アクリル樹脂焼付塗装は加工が容易で耐薬品性・耐候性・耐食性・耐錆性が高く、屋外暴露しにくいため、日用品から屋内・屋外用品まで幅広く用いられています。また、色艶を自由に選ぶことができる上に、焼き付けることで硬くなり、製品の装飾性および硬度が高くなります。さらに、焼付塗装は小さな部分の塗装にも向いていて、細部にまでこだわって色を指定することができます。そのため、金属製の工業製品や小物が多い装飾品にも用いられています。アクリル樹脂焼付塗装の製品事例アクリル樹脂焼付塗装がどのような製品に使用されているかお分かりいただいたところで、その具体例を見ていきましょう。自動販売機今や私たちの生活に欠かせない自動販売機。手軽に飲み物を買うことができて、本当に便利ですよね。屋内だけでなく、屋外にもたくさん設置されているため、高い耐候性が求められます。そのため、アクリル樹脂焼付塗装が用いられています。また、綺麗な自動販売機の方が飲み物の購買欲がそそられますよね。そういった面でも、装飾性にも優れているアクリル樹脂焼付塗装が用いられている理由となっています。こちらは主に機能塗料(機能性を上げるための塗料)として用いられています。ブレスレットやネックレス、指輪などのアクセサリー身にまとうだけで華やかさがプラスされたり、ガラッと印象を変えることができるアクセサリー。色の種類が豊富で、選ぶのも楽しいですよね。そのため、アクセサリーにも色と艶を自由に選択できるアクリル樹脂焼付塗装が用いられています。こちらは主にカラー塗料(色を付けるための塗装)として用いられています。上記2つの例のほかにも、自動車や電車の部品やエアコンなどの空調機器、ショーケースなど数多くの製品の機能性や装飾性を上げるためにアクリル樹脂焼付塗装が役立っています。まとめ今回は、塗装の中の1つである焼付塗装、そしてアクリル樹脂焼付塗装についてご紹介しました。アクリル樹脂焼付塗装は、材料の機能性(耐候性や耐薬品性など)や装飾性を高めるというメリットがありましたね。その一方で、金属のように150度前後の高温に耐えうる材料にのみ塗装できることや技術が必要であるため塗装を行っている業者が限られていることがデメリットでしたね。本記事を読んでいただいて、意外と自分の身近なところに、アクリル樹脂焼付塗装が使われている製品があると思ったのではないでしょうか?今回ご紹介した製品事例はほんの一例ですので、まだまだ自分の身の回りにもアクリル樹脂焼付塗装が使われているものを見つけられるかもしれませんね。材料の塗装にお困りでしたら、ぜひMituriにご相談ください。Mituriは日本全国に協力企業が170社以上ございます。お気軽にご相談ください。その他、加工のことでお困りでしたら、ぜひMituriにお任せください。

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    【鹿児島で金属加工を依頼するなら!】腕の立つ金属加工メーカー10選!

    「鹿児島の金属加工メーカーを探してるけど、多すぎて選べない・・・」「それぞれの金属加工メーカーの違いが知りたい・・・」「加工業者に頼むなら出来るだけ経費を抑えてたのみたい・・・」加工メーカーを選ぶときに、このように考えたことはありませんか?地域別に絞っても金属加工メーカーは、とても多く存在します。その中で自分と相性のいいメーカーを選ぶのは大変です。今回は、そんな「迷ってしまっている」という、お悩みをお持ちの方や、「金属加工に興味がある」という方に向け、鹿児島で腕の立つ金属加工メーカー10社をご紹介します!【VA・VE提案でコストダウン】鹿児島金属株式会社引用元:鹿児島金属株式会社基本情報本社/羽曳野工場:大阪府羽曳野市駒ヶ谷2番地197阿久根工場:鹿児島県阿久根市波留字白崩3336-1TEL:072-957-5544FAX:072-957-5540設立:1970年5月加工:旋盤加工・フォーマー加工 等素材:ステンレス・アルミ・鋼・銅 等HP:http://www.kagoshima-metal.co.jp/index.html①会社紹介鹿児島金属株式会社は、冷間圧造を中核技術として金属部品の製造を行っている会社です。本社が大阪にあるだけでなく、鹿児島等にも工場があり、幅広い地域で活躍しています。この会社では、設計から製造までを一貫生産しており、大量発注にも対応してくれます。②メリット・デメリットメリットは、上記で説明した大量発注だけでなく、コスト削減のためにVA・VE提案をおこなっている点です。この提案により、コストの削減はもちろん、工程削減のよる品質の安定化や納期短縮などを可能にし、低コストで高品質品質な製品ができます。ただ、大量生産を得意としている半面、数千本単位からしか発注できない点がデメリットといえます。③製品例二輪車・自動車部品建築用部品弱電機器【難削材の微細加工なら】キリシマ精工株式会社引用元:キリシマ精工株式会社基本情報本社:鹿児島県霧島市国分川原918-7TEL:0995-73-4311FAX:0995-73-4313設立:2006年8月加工:マニシング加工・ワイヤー加工・旋盤加工 等素材:鉄・アルミ・銅 等HP:http://kirishima-seiko.jp/①会社紹介キリシマ精工株式会社は、精密金属加工(光通信、半導体、その他)として難削材、微細加工を得意としている金属加工メーカーです。お客様を第一に考えており、希望内容でオーダーメイドの設備開発、既存設備の改良など様々な取り組みをしています。②メリット・デメリットメリットは、他社では難しいような難削材の微細加工ができるという点です。このため、様々な部品を加工することができます。また、加工の際にはカーブカット工法を行うことで加工工程の削減により、短納期、低コスト、高品質で加工部品を提供できます。ただ、大量発注を得意としていないので、量産への移行などの対応は難しいといえます。③製品例KYプレートKV六面加工サンプル(球) SUS六角ザクリ【当日納品も可能】有限会社帖佐製作所引用元:有限会社帖佐製作所基本情報本社:鹿児島県薩摩川内市東郷町南瀬380-1TEL:0996-42-4939FAX:0996-42-4401設立:1980年7月加工:ワイヤーカット・フライス加工 等素材:鉄・銅・真鍮・ステンレス・アルミニウム 等HP:http://www.chosa-s.com/①会社紹介有限会社帖佐製作所は、「短納期」「高品質生産」を意識した金属加工メーカーです。少数精鋭だからこそフットワークが軽く、抜群のチームワークで作業で短納期、高品質の製品を作っています。また、手動制御の設備を導入し、コンピューター制御を行わない手動による加工にも対応しているので、緊急対応が必要なご依頼や追加加工にも、迅速に対応できます。②メリット・デメリットメリットは、短納期で製品を作ることができる点です。社内に金属材料を保有しており、最短で即日に納品できます。また、緊急対応が必要なご依頼や追加加工のご依頼にも、迅速に対応できます。このため、急ぎの仕事でも安心して依頼することができます。ただ、加工できるサイズは450×800四方の製品の加工までとかぎられているため、依頼時には製品サイズに関して直接確認した方が安心です。③製品例【24時間体制の切削加工なら】株式会社アスリート引用元:株式会社アスリート基本情報本社:鹿児島県霧島市国分清水382番地TEL:0995-48-5221FAX:0995-48-5226設立:2010年11月1日加工:マニシングセンタ・フライス加工・旋盤加工 等素材:アルミニウム・ステンレス 等HP:https://kk-athlete.jp/①会社紹介株式会社アスリートは、金属切削加工を中心にマシニング加工、旋盤加工、ワイヤ放電加工、樹脂加工、製缶加工、板金など、様々な金属加工を行っているメーカーです。常に「進化」と「変革」に挑戦し続ける企業として、お客様のニーズに答えようとしています。また、この会社ではチームワークを大切にしており、どのような製品でも社員一丸となって迅速に対応しています。②メリット・デメリットメリットは、24時間体制で金属加工に取り組んでいる点です。得意のチームワークを活かし、24時間フルに稼働することで、短納期で製品を作ることができます。また、多品種少量から大量生産までを受け付けているので、幅広い対応が可能です。ただ、大型の金属加工は取り扱っていないので、依頼できる加工サイズは限られてきます。③製品例半導体関連部品半導体関連部品半導体関連部品【塗装までの一貫生産なら】株式会社千鶴工業引用元:株式会社千鶴工業基本情報本社:鹿児島県出水市汐見町630番地1 TEL:0996-68-1510FAX:0996-68-1511設立:2007年1月15日加工:レーザー加工 等素材:鋼・ステンレス 等HP:http://chizuru-ind.jp/①会社紹介        株式会社千鶴工業は鹿児島県出水市で金属加工をはじめ、車輌機械整備・ガソリンスタンドを営んでいる会社です。金属加工に関しましては、九州に数台しかない機材を導入しており、個人のお客様の小ロットにも対応しています。その為、他社でも難しいような依頼もすることができます。②メリット・デメリットメリットは、切る、曲げる、溶接、磨く、塗装の全ての作業を一貫して行うことができる点です。このため、低コストかつ短納期での依頼が可能です。また、ステンレス加工を得意としており、大・小部品・開発試作品・ロット生産まで経験豊富なノウハウを生かし、様々な加工をすることができます。ただ、大量生産を得意とはしていないので、小・中ロットの依頼向きの会社になります。③製品例【板金加工と機械加工の複合案件なら】株式会社南光引用元:株式会社南光基本情報本社:鹿児島市七ツ島二丁目1番地TEL:099-263-0890FAX:099-262-3551設立:1971年業務内容:精密板金・製缶板金、セラミック部品加工、金属部品加工、各種プレス金型製作、搬送及び設備・製造装置関連製品等HP:http://nanko.co.jp/①会社紹介株式会社南高は、モノづくりを通してお客様の信頼に応える技術とサービスを提供します。そして、地域社会に貢献すると共に全社員と自社に関わる人の幸せを追求します。自社の技術としては、金属や非鉄金属の加工を始め、セラミックなどの難削材も加工出来る技術を有しています。関連分野としては、建築関連、装置関連、プラント関連、自動車関連と幅広く関わっています。今後も地域社会への貢献をさせて頂きながら活動を続けていきます。②メリット・デメリットお客様のニーズに応えるべく、ステンレスやアルミ、チタンや樹脂等のあらゆる製品の加工を実施し、多品種・少量の物から量産品まで対応可能な体制を整えています。また、製品によっては設計、製作、施行まで実施しています。一方で、特殊な形状や工程数が多くなる加工などは、納期やコスト面で調整させてもらう場合があります。③製品例JR九州筑後船小屋駅の転落防止柵鹿児島農業大学スチール手摺鹿児島平川動物園メッキ扉【精密機械加工案件なら】鹿児島精機株式会社引用元:鹿児島精機株式会社基本情報本社:鹿児島県霧島市溝辺町有川1655TEL:0995-59-3304FAX:0995-59-3945設立:昭和50年10月業務内容:金属加工全般、複合材料加工全般、部品組立全般HP:https://www.kagosima.co.jp/①会社紹介鹿児島精機株式会社は、海外調達や各種マシニング加工、NC旋盤、ワイヤー加工等の機械加工を通して社会へ貢献すべく、日々活動しています。機械加工にて、医療機器や電気機械器具、輸送用機器や船舶向けの部品等の納入実績があります。材料としては、ステンレスやアルミ、チタン等の金属類を主としています。②メリット・デメリット各種生産設備を整えており、試作から量産、小物精密部品から大物部品まで対応可能ですが、金属類以外の材料加工が必要となる場合には対応できない場合があります。また、量産の数によっては余裕を持った納期が必要となる可能性もありますので注意が必要です。③製品例NC旋盤による加工部品マシニングセンターによる加工部品ワイヤーカットによる加工部品【難削材加工なら】マイクロカット株式会社引用元:マイクロカット株式会社基本情報本社:鹿児島県霧島市国分上野原テクノパーク12番2号TEL:0995-48-5611FAX:0995-48-5615設立:2003年1月業務内容:通信業界や光通信業界向けの金属精密切削加工、各種難削材の高精度加工、複合形状加工、金属プレスHP:http://www.microcut.jp/aboutus.html①会社紹介マイクロカット株式会社は、最先端の標準化された加工技術を確立し、お客様の発展に貢献出来る製品作りをすることを経営方針としています。お客様の情報をもとに、金属加工技術の開発・向上を行い、経営・環境を含め社会に対するサービス向上に勤めています。現在では、国内外の通信及び光通信用金属部品の製造を主としており、今後もいっそうの研鑽に努めて、お客様と社会に役立つよう活動していきます。②メリット・デメリット複雑な形状や難削材の加工を得意としており、各種形状・材質に対して対応可能です。一方で、難削材を加工する場合には加工工具の寿命が不安定になりやすく、工具寿命を含めたコストを考慮する必要があるので注意が必要です。また、ロットや生産数によって製品単価が高くなる場合もあります。③製品例CNC複合自動盤による加工部品マシニングセンターによる加工部品プレス機による加工部品【産業機械設計〜制作まで】将桜工機株式会社引用元:将桜工機株式会社基本情報本社:鹿児島県薩摩川内市高城町2310番地14TEL:0996-22-3002FAX:0996-22-5381業務内容:各種産業機械設計、治工具設計・製作、精密機械加工、金属加工、機械メンテナンス等HP:https://www.shououkouki.com/①会社紹介将桜工機株式会社は、お客様の要望に応じてフルオーダーメイドで産業機械の設計から製作、設備の改良や改造を行います。各種配管の製作や設置、金属加工、塩ビプラスチックなどの製作・加工も対応可能です。今後も、お客様の期待に応えられるように、より良いサービスと製品を提供できるよう常に技術の改善を行っていきます。②メリット・デメリット小さな精密機械から大きな機械まで幅広い製品の対応が可能であり、部品加工から納品までの一貫製作を実施しています。そのため、製品精度の向上やお客様の発注時間の削減、短納期対応に貢献できます。多品種小ロットのモノを作る場合には対応できない場合がありますので注意が必要です。③製品例配管ダクト接続配管【ステンレス・アルミ加工なら】株式会社米森金属工業引用元:株式会社米森金属工業基本情報本社:鹿児島市新栄町31-25TEL:099-256-6995FAX:099-253-1764設立:昭和45年2月業務内容:ステンレスやアルミ・鉄等の金属加工HP:http://www.kokuhou-ss.com/①会社紹介株式会社米森金属工業は、ステンレスやアルミ、鉄等の金属加工を行なっており、お客様のご要望に沿ったオーダー品を製作しています。これまでの経験と実績から、製品の出来栄えに関してプロフェッショナルであることを自負しています。今後も金属加工のことなら何でもご要望・ご相談ください。②メリット・デメリット家具の金物といった小物から、取水施設操作盤BOXといった大きめのサイズまで製造可能です。小ロット品や特殊形状品についても対応可能です。一方で、注文数量が多い場合には対応できない場合もあります。また、注文数が多い場合やサイズが大きいモノについては納期の調整をさせて頂く場合があります。③製品例取水施設操作盤BOXドアの取っ手ステンレス製サッカーボール鹿児島で金属加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】一流の板金加工業者に発注しませんか?今回は鹿児島の金属加工メーカーを10選、紹介させていただきました。どの金属加工メーカーも、取り扱っている加工製品が違ったり、生産管理システムが違ってたりと様々です。その中で、この記事をご一読してくださった皆様と相性のいい金属加工メーカーを見つけて頂ければ幸いです。Mitsuriでは、企業のご依頼だけでなく、個人での発注・見積もりにも対応しています。1個から、といった小ロットや試作のご依頼も大歓迎です!そして日本全国各地、どこからでもご相談可能です。ぜひMitsuriにご相談ください!